AMDのRyzen 7000シリーズCPUは2022年9月27日に発売される予定となっており最上位モデルのRyzen 9 7950Xは13万円近くする事が明らかになっていますが、今回はCPUと同時に登場するX670系マザーボードの価格についても明らかになりました。
Ryzen 7000シリーズ対応X670/Eマザーボード
AMDでは2022年9月27日にZen 4アーキテクチャーを採用するRyzen 7000シリーズを発売し、同時にこのCPUに対応するソケットAM5対応600シリーズマザーボードも発売を予定しています。この600シリーズマザーボードの内、最初に登場するのはハイエンドモデルとなるX670およびX670Eになる予定ですが、欧州の量販店にてMSIおよびASUS製のX670とX670Eマザーボードの価格情報が掲載されました。
価格はX670が4万円、X670Eは約7万円台から
Ryzen 7000シリーズとともに登場するマザーボードはX670とX670Eとなっており、両者の大きな違いはGPU側のx16レーンでのPCIe Gen 5.0対応可否となっています。
X670とX670Eの価格情報が掲載されたのはイタリアのaedgaming、CitywebshopとドイツのIPC-Computerの3つとなっており、イタリアのサイトではMSI製X670系が、ドイツのサイトではASUS製のX670系マザーボードが一時的に掲載されていました。
MSI製X670については最も安く販売されている価格でもVAT抜きで306.84ユーロとなっており、日本円で換算すると約4.1万円(税込みだと4.5万円)で掲載がされています。
最上位モデルとなるX670Eについては最安値が460.81ユーロ、日本円換算では6.2万円(税込み6.8万円)となっています。
ASUS製X670、X670Eについては高価格なモデルが掲載されているため、MSI製よりも更に高い価格になっています。X670では最安値がPRIME X670-PでVAT抜きで405ユーロ、日本円で5.5万円となっており、X670EについてはROG STRIX X670E-A Gaming WiFiが751ユーロで最安値となっており、日本円換算で10.1万円となっています。
AMDのRyzen 7000シリーズではCPUの価格は現行モデルと比べると約20%ほど価格が上がっていますが、マザーボードについても同じようでRyzen 7000シリーズに乗り換えるには多額の費用がかかってしまう点が大きな不満点となってしまいそうです。特にミドルレンジとなるB650については9月27日には登場しないため、年内にRyzen 7000シリーズに乗り換えるという人はマザーボードに5万円以上出す用意はしておいたほうが良さそうです。
これに比べるとIntelのRaptor Lakeでは現行のAlder Lake向けとして発売がされたB660などミドルレンジマザーボードにも対応しておりCPU+マザーボードをセットで購入しても価格を抑える事が可能になっていますのでCPUの価格が高くてもマザーボードまで含めると安く収める事が可能でコストパフォーマンスではIntelのほうが優れているかもしれませんね。
コメント