電力効率大幅向上。AMD Radeon RX 7000シリーズが今月生産開始。発売は11月までに

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AMDではRDNA3アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 7000シリーズを2022年下半期中に発売する見込みでAMDによると電力効率がRDNA 2比で倍増しているそうです。そんなRadeon RX 7000シリーズですが、まもなく量産に向けた試作生産が開始されるようで発売も10月から11月で予定されているようです。

目次

2022年下半期発売、Radeon RX 7000シリーズ

AMDでは2022年下半期にRadeon RX 7000シリーズの発売を予定しており、現行のRDNA 2アーキテクチャから刷新を図ったRDNA3アーキテクチャを搭載すべく開発が進められています。このRDNA3ではRDNA 2から搭載しているInfinity Cacheの強化や複数の用途を持つダイを組み合わせる事で性能を飛躍的に向上させると見られています。

今回はそんなRadeon RX 7000シリーズについて、AMDがアナリスト向けの発表会を実施、その中で判明したRadeon RX 7000シリーズの概要と量産、発売時期に関するリークが出現しました。

電力効率が50%増。チップレット搭載へ

Radeon RX 7000シリーズに搭載予定のRDNA3については開発が進められている事は公式発表がされていましたが、6月9日に開催されたアナリスト向けの発表会にて、RDNA3の性能や搭載される技術の概要が判明しました。

AMDによるとRDNA3では電力効率がRDNA 2比で最大50%ほど向上すると見られています。また、これらを達成するために『5nmプロセス化』や去年からリークが出現していた『パッケージのチップレット化』、『Compute Unitの再構築』(過去のリークではWGP化)そして『次世代Infinity Cache』などの技術が投入される見込みになっています。

なお、スライド資料ではRadeon RX 6000シリーズと見られるGPUの写真が掲載されていますが、これがRadeon RX 7000シリーズの一部なのかは不明です。

試作・量産開始は今月から。発売は10月から11月を予定

AMD Radeon RX 7000シリーズの発売時期はまだ公式には発表がされていませんが、2022年中に登場する可能性は高く、Greymon55氏によるとRDNA3 GPUであるNavi 3x系は試作生産が6月中に開始される見込みで、各社AIBにサンプル品が渡るのは8月頃になるとリークしています。また、この試作生産時期から発売までのリードタイムを計算すると発売自体は10月または11月頃になると見られています。

Greymon55氏の今回のリークでは最上位のNavi 31なのかNavi32やNavi33から生産開始なのかなどは明らかになっていませんが、過去にはRadeon RX 7600または7700などに搭載されるアッパーミドルクラスのNavi33から発売されると明かしていたため、おそらくNavi33が先頭で2022年10月、11月頃に登場すると見られます。

ファイナンシャルアナリストに向けたRadeon RX 7000シリーズの発表ですが、AMDではRDNA 2でも電力効率をアピールしていましたが、NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズが600W喰うとか言うリークが出てる中で、電力効率を謳っているところは評価できます。あとは性能がどれだけ高いのかですね。

発売は10月〜11月頃になると言われていますが、同時期にNVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ、CPUはRyzen 7000シリーズとIntel Raptor Lake-Sと賑やかなシーズンになりそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 最大50%の向上なら、150%なので、最大2倍ではなく最大1.5倍ですね。
    棒グラフの比率もそんな感じ。

    • 言われる通り、50%増は1.5倍ですね。。。恥ずかしながら訂正します。

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