AMDではRyzen 7 7800X3Dを2023年4月6日から発売していますが、一足先に発売された3D V-Cacheを搭載しているRyzen 9 7950X3Dや7900X3Dが日本円で最大1.3万円近く値下げして販売されているようです。
3D V-Cache搭載のRyzen 9 7950X3Dなどがが大幅値下げ。コストパフォーマンスが大きく向上
AMDでは2023年3月に3D V-Cacheを搭載するハイエンドのRyzen 9 7950X3DとRyzen 9 7900X3Dの2モデルを発売しました。このモデルではゲーミング性能はCore i9-13900Kを超えるなどパフォーマンスは高いものの、価格が非常に高くコストパフォーマンス面ではあまり好評ではありませんでした。しかし、IntelのCore i9-13900Kなどのコストパフォーマンスが高いため、AMDではRyzen 9 7950X3Dと7900X3Dについて発売からまだ1ヶ月程度しか経っていませんが、北米では販売価格の値下げが行われていることが明らかになりました。
北米のAMD公式サイトに販売されているRyzen 9 7950X3DとRyzen 9 7900X3Dについて発売当初の価格から大きく値下げされています。Ryzen 9 7950X3Dについては発売当時は$699で販売されていましたが、現在は$100値下げの$599に設定されて、Ryzen 9 7900X3Dについては$599から$50値下げの$549での販売が行われています。
日本円に換算するとこれらのCPUは$1=160円で販売されているため、Ryzen 9 7950X3Dが111,800円から1.6万円値下げの95,800円、Ryzen 9 7900X3Dについては8000円値下げの87,800円での販売価格になります。
この値下げはAMD公式ストアだけではなく、BestBuyやMicrocenterでも確認がされており、限定的な値下げでも無いように見えます。
性能的にRyzen 9 7950X3DやRyzen 9 7900X3Dについてはシングルコアでもマルチコアに加え、ゲーミングでも非常に高い性能を発揮していますが、唯一の弱点は価格でした。しかし、価格が$Ryzen 9 7950X3Dが$599に、Ryzen 9 7900X3Dが$549に値下げされたことで、コストパフォーマンスは大きく向上しています。
また、AMDのRyzen 7000シリーズ最大の弱点でもあったマザーボード価格もA620の登場もありますが、B650も2万円台から購入が可能となっているため、Intel製CPUに対して競争力を持ち始めているため、この値下げやRyzen 7 7800X3D、A620を機にAMD製CPUの売れ行きに勢いがつくかもしれません。
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