AMDが Ryzen 9000G APUをデスクトップ向けに発売予定。16コアのGPU搭載で2026年初めに登場?

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AMDが Ryzen 9000G APUをデスクトップ向けに発売予定。16コアのGPU搭載で2026年初めに登場?

AMDは2024年にZen 5やRDNA 3.5アーキテクチャーを搭載するCPUやAPUをほぼすべて投入し、2025年は新製品の投入は一旦落ち着くと見られていましたが、どうやらAMDは2026年初頭にかけてZen 5とRDNA 3.5アーキテクチャーで構成されるAPUについてリフレッシュモデルを多数投入予定で、その中でノートPC向けに投入されているStrix Pointのリフレッシュモデルがデスクトップ向けに転用されることが明らかになりました。

It seems there will be #AM5 #AMD #GorgonPoint as well docs.amd.com/search/all?c…

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— InstLatX64 (@instlatx64.bsky.social) 2025年4月29日 20:50

AMDの技術情報などが掲載されているデータベースによると、AMDのデスクトップ向けCPU関連の情報をまとめたカテゴリーに新たにソケットAM5向けにGorgon Pointが投入されることが明らかになっており、恐らくRyzen 9000Gシリーズとして今後ラインアップされる可能性があるようです。

Ryzen 9000GシリーズのベースとなるGorgon PointはRyzen AI 9 HX 370などで既に投入されているStrix Pointのリフレッシュモデルで、CPUにはZen 5を4コア、Zen 5cを8コアの合計12コア、GPUにはRDNA 3.5アーキテクチャーで構成されるCompute Unit (CU)を16コア搭載するほか、Copilot+に対抗可能なNPUも備えています。ただ、リフレッシュモデルと言うことでStrix PointよりCPUやGPU、NPUの動作クロックが引き上げられると見られており、特にNPUについては現行の50 TOPsから55 TOPsに引き上げられます。

Gorgon Pointのグラフィックス性能は1080p解像度の低画質設定であればCyberpunk2077でも動作できるなど少なくともGeForce GTX 1060 3GBやGTX 1650など少し古めのエントリー向けグラフィックスカードと遜色がない性能を持っているため、ValorantやCounter Strikeなどの軽めのFPSであればRyzen 9000Gに内蔵されているGPUだけでも十分プレイ可能な性能を持つと考えられます。ただ、ミニPCでRyzen AI 9 HX 370を内蔵したモデルではメモリー速度によってグラフィックス性能に大きな違いが出ていたケースもあるため、Ryzen 9000Gでグラフィックス性能を引き出したい場合はDDR5-8000MT/sなど高速なメモリーを搭載する必要がありそうです。

なお、このRyzen 9000Gシリーズの投入時期は明らかになっていませんが、Gorgon PointはノートPC向けに2026年に投入されると言われているため、Ryzen 9000GはノートPC向けGorgon Pointと共に2026年頭に開催されるCES 2026にて発表され、2026年1月から3月の間に発売されると考えられます。

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