MENU
カテゴリー

AMD Ryzen 7 5700X3D が生産終了。ソケットAM4も徐々に縮小路線に?

リンクの一部には広告が含まれています。
目次

AMD Ryzen 7 5700X3D が生産終了に

2024年2月に発売されたAMDの「Ryzen 7 5700X3D」。旧世代のソケットAM4を使い続けるユーザーにとって、マザーボードやメモリを買い替えることなくゲーミング性能を飛躍的に向上させられる「最後の切り札」として、高い人気を誇っていました。

しかし、この人気CPUについて、AMDが生産終了に向けて動き出していることが明らかになりました。世界各国の小売店で在庫が急速に減少しており、一部では「End of Life」、つまり生産終了品として取り扱われ始めています。

海外メディアのTweakersによると複数の量販店にてRyzen 7 5700X3Dの販売ステータスが「生産終了」として取り扱われているとのことです。また、北米のAmazonやNeweggなどでは販売はされているものの、在庫切れか価格が$350と定価の$250を大きく上回る価格での販売が行われているようです。

日本では並行輸入品の販売は行われているものの、正規代理店品などを取り扱う量販店では販売終了も増えているなど海外と同じく生産終了済みで在庫品限りと言う状況になっています。

ソケットAM4もそろそろ寿命?

ソケットAM4は2016年に登場し、2020年発売のZen 3アーキテクチャ搭載Ryzen 5000シリーズを最後に、新アーキテクチャの投入はなく、以降は既存モデルのリフレッシュ版のみが登場する状況が続いていました。それでも、後継のソケットAM5製品に比べてマザーボードやCPU本体が安価だったことから、エントリー向け製品としての需要は根強く残っていました。

2025年現在もRyzen 5000シリーズは販売されていますが、その多くはエントリー向け製品で、ゲーミング向けとして幅広く訴求できるのはRyzen 7 5700X3Dのみという状況でした。さらに、ソケットAM4対応のDDR4メモリーも徐々に生産量が減少しているため、今回のRyzen 7 5700X3D販売終了は、ソケットAM4の終息を加速させ、ソケットAM5への移行を促す契機になると見られます。

そのため、ソケットAM4環境を維持しつつゲーミング性能を強化したいユーザーは、Ryzen 7 5700X3Dが入手できるうちに購入しておくことが推奨されます。それ以外の場合は、思い切ってソケットAM5へ移行し、ゲーミング重視ならRyzen 7 9800X3Dなどへの買い替えを検討した方が、より快適な環境が得られ、ゲーミングPCとしての寿命もRyzen 7 5700X3Dより長くなるためお勧めです。

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメントする

目次