AMDがRadeon RX 7000のリフレッシュモデルを合計5モデル投入を計画中。

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AMDがRadeon RX 7000のリフレッシュモデルを合計5モデル投入を計画中。ハイエンドとエントリーのラインアップを拡充へ?

AMDは2025年初めにミドルレンジ向けのRadeon RX 8000シリーズを投入すると言われています。一方、2024年には2023年に発売されたRadeon RX 7600のVRAMを16GBに増やしたRadeon RX 7600 XTが投入される予定で、競合のNVIDIAに対して競争力が低下しています。そのため、AMDの直近の四半期決算でもRadeonを含むゲーミング事業の収益が低下しています。AMDはこの状況を好転させるため、2024年中にRadeon RX 7000シリーズのリフレッシュモデルとして合計5つの新しいグラフィックカードを投入する可能性があります。

この情報は電源ユニットメーカーSeasonicが提供する、ユーザーが最適な電源ユニットの容量を計算できるサイトのシステム構成選択画面で、AMDがまだ発売していないRadeon RX 7000シリーズのモデルが合計5つリストアップされていることが明らかになりました。

リストに掲載されているRadeon RX 7000シリーズは、Radeon RX 7990 XTX、RX 7950 XTX、RX 7950 XT、RX 7700、RX 7500 XTの合計5モデルです。

AMDでは、Radeon RX 7000シリーズに採用しているRDNA3アーキテクチャのGPUについて、現在投入されているNavi 31/32/33以外に追加する計画はないと言われています。そのため、今回掲載されている5モデルはすべてこの3つのGPUの動作クロックやコア数を調整したモデルになると見られています。

RX 7990 XTXやRX 7950 XTXなど、現在最上位モデルのRX 7900 XTXを超えるモデルについては、Compute Unitの数は同じですが、動作クロックがさらに向上するほか、メモリー速度も現行の20GbpsからGDDR6で最大24Gbpsに引き上げられる可能性があります。

Radeon RX 7700では、RX 7700 XTと同じNavi 32 GPUが使われると考えられますが、XTがない下位モデルということで、Compute Unitが54コアから48コアに減らされると見られています。これにより低価格化が期待されますが、GPUダイはNavi 32を使用しているため、大幅な値下がりは期待できません。

Radeon RX 7500 XTは、Radeon RX 7000シリーズのエントリーモデルに位置し、Radeon RX 6500 XTの後継としてラインアップされると考えられます。仕様は不明ですが、Compute Unitやメモリー容量とバス幅がRX 7600から大きく減らされず、価格が2万円後半から3万円台前半で販売されれば、性能次第でGeForce RTX 3050に対抗できるモデルとして一定の人気を得る可能性があります。

AMDは2024年後半にRyzen 9000シリーズとRyzen 9000X3DシリーズなどのCPUで注目を集めていますが、グラフィックカードの存在感が薄い状況です。そのため、夏から秋にかけて発表されると言われているRyzen 9000X3Dシリーズと同時に、Radeon RX 7000シリーズのリフレッシュモデルに関する情報が登場するかもしれません。

コメント

AMDのRadeon RX 7000シリーズについては、2022年から2023年にかけて発売されたモデルが引き続き販売されていますが、価格がNVIDIAと比較して割高で、あまり人気があるとは言えません。直近の四半期決算でも売れ行きが芳しくないことが明らかになっています。このため、NVIDIAがあまり注力していないエントリーモデルであるRX 7500 XTの性能や価格には期待が寄せられています。また、RX 7700についても、ミドルレンジ向けとして競争力のある価格設定が期待されます。

一方、ハイエンドモデルのRX 7990 XTXやRX 7950 XTXについては、Navi 31が既にRX 7900 XTXで全てのコア数を使い切っているため、動作クロックの向上以外に性能向上の余地がほとんどありません。そのため、これらのモデルはスペシャリティーモデルとして位置付けられ、一般消費者からの関心を集めるのは難しいでしょう。

ソース

Wattage Calculator for Power Supplies | Seasonic

https://seasonic.com/wattage-calculator

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • コストをかけず小手先だけの性能向上はいつものAMDのやり方だけど、対抗馬をとりあえずは出すという説明材料を作っただけのような気がする
    当然売れないだろうから、株主にも上からも批判は浴びるだろう

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