AMDでは2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 7000シリーズの発表を行う見込みですが、今回この中で最上位モデルとなるRadeon RX 7900 XTまたはRX 7900 XTXのものと見られるリファレンスモデルの画像が出現しました。
RDNA3アーキテクチャーに進化するRadeon RX 7000シリーズ
AMDでは現行のRDNA 2アーキテクチャーから刷新を図ったRDNA3アーキテクチャーの開発を進めており2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 7000シリーズに関して何かしらの発表が行われる予定です。
このRDNA3アーキテクチャーを採用したGPUにはハイエンドモデルに採用されるNavi 31 GPUを搭載するRadeon RX 7900系が最初に登場するとみられていますが、今回このRadeon RX 7900のリファレンスモデルのエンジニアリングサンプル品と見られる写真がリークとして出現したようです。
本体の大きさは若干大型化。電源にはPCIe 8pinを2口搭載
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Source: QQ pic.twitter.com/FhYix70RXP
— HXL (@9550pro) October 31, 2022
Radeon RX 7900の写真はHXL氏から出現しています。
写真はRadeon RX 7900と見られるグラフィックカードのリファレンスモデルと共に比較用にRadeon RX 6950 XTのリファレンスモデルが並べられて撮影がされています。
本体表面に関しては、Radeon RX 7900もRX 6950 XTもフィンを9枚搭載したファンを3口搭載していますが、ファンの大きさに関してはRadeon RX 7900の方が若干大型化されておりGPUクーラーのサイズも大型化されています。デザイン面では、Radeon RX 6000シリーズのリファレンスモデルでは全体的に四角いデザインが採用されていましたが、Radeon RX 7900では曲線が使われた近未来的なデザインに仕上がっており、中心ファンの四隅にはRGBライトも搭載されるようです。
側面を撮影した画像では、Radeon RX 7900にはPCIe 8pinが2口確認する事ができ、12VHPWRが搭載される事はほぼ無いと見られています。
関連記事:AMD Radeon RX 7000シリーズではPCIE8pinのみ搭載。12VHPWRは不採用
ヒートシンクは従来モデルに比べて大型化されており、本体の厚さも若干ながら分厚く、2.5スロットから2.7スロットぐらいになっています。
なお、PCIe8pinが2口搭載となると、消費電力に関しては最大でも375Wになると見られており、GeForce RTX 4090の450Wより125W低くなると見られています。また、電源コネクターも信頼性が高い8pinが用いられる事から、あとはパフォーマンスだけがどうなるのか気になる所です。
Radeon RX 7900などRDNA3に関する詳細は2022年11月3日、AMDのライブ発表会が予定されています。
Radeon RX 7900などRadeon RX 7000シリーズについてはもう間もなく発表という事でリファレンスモデルの画像などが出現していますが、PCIe8pinを採用している点は12VHPWRが発煙するという事を考えると賢い選択だったと言えそうです。消費電力もPCIe8pinを2口のみ搭載という事であまり高くならないと見られているため、パフォーマンスや価格次第ではGeForce RTX 4090やRTX 4080 16GBに対して競争力を有すると考えられます。
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