AMDではアッパーミドルレンジ製品としてRadeon RX 6700 XTをリリースしていますが、これの下位モデルにあたるRadeon RX 6700を2022年6月に発表しました。今回、そんなRadeon RX 6700が欧州にて発売が開始され、価格情報が判明しました。
やっと出た無印版のRadeon RX 6700
AMDでは2021年3月にアッパーミドルレンジ向けとなるRadeon RX 6700 XTを発売しましたが、それ以降Radeon RX 6700無印版は登場するという噂はあったものの、Radeon RX 6600 XTやRX 6600、RX 6500 XTなどが発売されていく一方で、一向に発売がされる気配はありませんでした。
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しかし、そんなRadeon RX 6700無印版ですが、SapphireがRadeon 6700を発表、その後2022年6月頃にAMDが公式サイトを更新し、Radeon RX 6700の仕様を掲載し中国においては既に発売が開始されていましたが、欧州にてこのRadeon RX 6700無印版がネット通販サイトに出現し、価格情報も併せて出現しました。
このRadeon RX 6700は仕様はNavi 22 GPUを搭載し、Compute Unit(CU)は36基で2304コア、VRAM容量は10GB、バス幅は160-bitとなっており、Infinity Cacheも80MBになっておりRadeon RX 6700 XTに比べるとCU、VRAM、バス幅そしてInfinity Cacheすべてがスペックダウンされています。
Radeon RX 6700の価格は日本円換算で約5.3万円に
AMD Radeon RX 6700が出現したのは欧州スペインとフランスのネット通販サイトで、Sapphire製のRadeon RX 6700が掲載されています。
価格としては定価自体は589.9ユーロ、日本円換算では8万円前半となっていますが登場すぐに35%割引が適用される状態になっており、実売価格は380ユーロ、日本円換算で約5.3万円となっています。
7月10日現在、日本ではRadeon RX 6700 XTが最安で6.7万円、Radeon RX 6650 XTが約5.8万円、Radeon RX 6600 XTが約5.2万円で販売されている事から、Radeon RX 6700についてはラインアップ毎の価格設定を考えるとRadeon RX 6700 XTとRadeon RX 6650 XTの間の6.0万円ぐらいで販売がされる可能性があります。
ただ、今更そのような高い価格で売っても売れる見込みは無いことや欧州での販売価格を考慮するとRadeon RX 6600 XTとRadeon RX 6650 XTの間の価格帯での販売と言うもの十分にあり得ると考えられます。
Radeon RX 6700 XTが登場後、すぐの登場が予測されていましたが、結局はRaedon RX 6X50 XTシリーズよりも遅い登場となりましたが、間もなく日本でも発売がされるかもしれません。
AMDはこのRadeon RX 6700について何も発表をしておらず何故ここまで静かにリリースしているのか謎ではありますが、販売価格は5万円台前半でNVIDIA GeForce RTX 3060よりも高い性能が期待できるため、レイトレーシング対応ゲームなどにあまり興味が無い方であればRadeon RX 6700はねらい目かもしれません。
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ASKの腕の見せどころかな…