AMD FSR4 対応タイトルが判明。 モンハンワイルズ もFSR4登場と同時対応へ
AMDはRDNA4アーキテクチャーから搭載される機械学習用コアを用いてNVIDIAのDLSSに似た機械学習ベースのアップスケーリング技術であるFSR4を新たに投入する予定となっていますが、このFSR4の対応機能や対応グラフィックカードならびに、FSR4投入時点で対応を行うタイトルなどの詳細情報が明らかになりました。
FSRバージョン | 空間方向 アップスケーリング | テンポラル アップスケール | 機械学習 アップスケーリング | ネイティブAA | フレーム 生成 | 対応 グラフィックカード |
---|---|---|---|---|---|---|
AMD FSR 4 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | Radeon RX 9000シリーズ以上 |
AMD FSR 3 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | Radeon RX 5000シリーズ以上 |
AMD FSR 2 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | Radeon RX 590またはRyzen内蔵GPU |
AMD FSR 1 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | Radeon RX 590またはRyzen内蔵GPU |
FSR4ではFSR3.1で対応していたAIベースのフレーム生成に加え、NVIDIAのDLSSに後れを取っていたアップスケーリングのAI対応が行われており、FSR3.1に対してアップスケーリング時の画質が大幅向上しています。
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このFSR3.1とFSR4の画質面での違いでは大きなところでパーティクル表現ではFSR3.1ではパーティクルが破綻してしまい形状が全く分からないようになっていましたが、FSR4ではこれらが改善しているほか遠くのオブジェクトやNPCでは無理やりアップスケーリングするためか輪舞に違和感がある処理が行われていましたが、FSR4ではこのような不自然な点が一掃されています。
ただ、残念な点としてはFSR3.1まではRadeon RX 5000シリーズ以降であればフレーム生成含めて利用可能でしたが、FSR4はAIベースのアップスケーリングが使われるためRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 9000シリーズのみに対応する見込みで、同グラフィックカード独占機能になると見られています。
そんなFSR4ですが、FSR3.1に対応しているタイトルの場合は利用可能になる見込みのほか、FSR4登場時に対応するタイトルは合計35タイトルほどあります。
FSR4リリース時点で対応するタイトル(合計35タイトル)
- The Alters
- Bellwright
- Call of Duty: Black Ops 6
- Creatures of Ava
- Dragonkin: The Banished (3月6日以降)
- Endoria: The Last Song
- FragPunk
- Funko Fusion
- God of War: Ragnarok
- Horizon Zero Dawn Remastered
- Horizon Forbidden West
- Hunt: Showdown 1896
- Incursion Red River
- Kristala
- Marvel Rivals
- Marvel’s Spider-Man 2
- Marvel’s Spider-Man Remastered
- Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
- MechWarrior 5: Clans
- Monster Hunter Wilds
- Nightingale
- No More Room in Hell 2
- PANICORE
- Predator: Hunting Grounds
- Ratchet & Clank: Rift Apart
- Remnant 2
- Smite 2
- The Axis Unseen
- The Last of Us: Part I
- The Last of Us: Part II Remastered (4月5日以降)
- Until Dawn
- Warhammer 40,000: Space Marines 2
- Kingdom Come: Deliverance II
- Dynasty Warriors: Origins
- Civilization 7
対応タイトルを見るとPlayStation系から移植されたタイトルに加え、2月28日発売のモンスターハンターワイルズなど大型タイトルもリストに含まれています。特にモンスターハンターワイルズに関してはPCでプレイする際には設定次第でかなり重いタイトルになっていますが、Radeon RX 9070 XTなどと組み合わせればFSR4を用いれば4Kアップスケーリングとフレーム生成で最高画質で60fpsを超える性能を発揮できるかもしれません。
なお、FSR4リリース時点では合計35タイトルですが、AMDは2025年中に75タイトル以上がFSR4に対応するとのことで既に発売中のタイトルに加え、今後新たに発売される一部のタイトルもFSR4へ対応するとのことです。
AMD FSR 4 coming to 30+ games at launch, here’s the list | Videocardz
https://videocardz.com/newz/amd-fsr-4-coming-to-30-games-at-launch-heres-the-list
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AMDお得意のオープンソースはどこ…?ここ…?