AMD B840マザーボードの価格情報が登場。日本円で約3万円とあまり魅力がない価格に
AMDは2025年1月15日にミドルレンジ向けマザーボードとしてB840とB850チップセットを搭載したマザーボードを一斉発売することを計画していますが、この中でエントリー寄りミドルレンジモデルとしてラインアップされるB840の価格情報が海外のサイトに掲載されました。
イタリアのInfo Graf StoreにASUS製B840チップセット搭載マザーボードが2モデル掲載され、価格はATXサイズのPRIME B840-Plus WiFiが€228、Micro-ATXサイズのPRIME B840M-A WiFiが€207で販売されています。
イタリアでの販売価格には21%のVAT (付加価値税)がかけられているため税抜き価格はそれぞれ€188.4、€171.1になります。
この価格を日本円に換算するとATXサイズのPRIME B840-Plus WiFiは税込みで約33,800円、Micro-ATXのPRIME B840-A WiFiは約30,800円という価格になります。
B840と同時に発売されるB850は安価なモデルが3.8万円ぐらいになると見られていますので、B840が3万円ジャストぐらいで発売されるのは価格設定としては妥当と言えます。また、2022年に発売されたミドルレンジ向けのB650は発売当初は安価なモデルでも約3.5万円からであったためこれらよりも安価な価格設定にはなっています。ただ、B650についてはすでに1万円前後で入手できるモデルも多くなっています。また、機能的にもチップセット側のPCIeがGen 4まで対応しているなど優れている点もあるため、B840が発売されてもこの価格であれば進んで購入するメリットは無いと言えます。
AMDのB840チップセット搭載マザーボードは上位のB850チップセットと似た構成でチップセットから出力されるPCIeレーン数は16レーン、CPU側から出力されるレーンはGPU用のx16とNVMe SSD用のx4の合計20レーンという構成になっています。ただ、PCIeの世代に違いがあり、B850ではCPU側PCIeはPCIe Gen 5、チップセット側はGen 4に対応していますが、B840では価格低減のためにのためCPU側のPCIeはGen 4、チップセット側はすべてGen 3に制限されています。また、EXPOには対応するもののCPUオーバークロックには非対応になっています。
AMD B840 Chipset | Info Graf Store
https://www.infografstore.it/203-main-board?q=Chipset-AMD%20B840-AMD%20B850
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