AMDがAM4向け Ryzen 5 5500X3D を発売。ソケットAM4はまだ終わらない?

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AMDがAM4向け Ryzen 5 5500X3D を発売。ソケットAM4はまだ終わらない?

ソケットAM4は2016年秋に登場したAMDのCPUソケットで既に投入から8年以上が経過していますが、DDR4に対応すると言うことやソケットAM5向けに廉価なCPUがラインアップされていないことから、未だにエントリーモデルとして販売が続けられていますが、AMDは再びこのソケットAM4向けに新CPUであるRyzen 5 5500X3Dを発売したことが明らかになりました。

Ryzen 5 5500X3Dに関しては2023年11月頃に開発が進められていると言うリークが登場していましたが、発売されず、そのあと2024年8月頃に認証当局のデータベース情報が登録されていましたが発売されないなど動向が流動的な製品となっていました。しかし、AMDは2025年6月5日に唐突と公式サイトの製品ページにRyzen 5 5500X3Dを追加し、その存在が正式に明らかになりました。

Ryzen 5 5500X3Dは6コア12スレッドの3D V-Cacheモデルで、仕様の多くは北米でのみ限定発売されていたRyzen 5 5600X3Dと同じになっています。ただ、動作クロックはRyzen 5 5600X3Dより0.3~0.4 GHzほど下げられており、ベースクロックは3.0 GHz、ブーストクロックは4.0 GHzに抑えられていますが、安価なゲーミングPCを構成するには十分なゲーミング性能を発揮できるだけの性能は持っていると言えます。

現時点でこのRyzen 5 5500X3Dは日本含むグローバル販売は行われておらず、中南米市場に限定して投入されています。また、販売価格も公式発表はされていませんがリークでは$150前後、日本円で2.5万円前後で販売されるとのことですのでエントリーモデルとして比較的高いゲーミング性能が期待できることを考えるとエントリー向けCPUとしては魅力的なモデルになると言えそうです。

なお、ソケットAM4向けに投入されるCPUに関してはRyzen 5 5500X3Dが長らく噂されており遂に発売された一方で他のAM4向けCPUに関してはリークが一切出ていない状況です。そのため、恐らくこのモデルがソケットAM4向けに投入される最後のCPUになると考えられますが、それでも2025年6月発売と言うことで早くても2026年中ごろまでは販売が継続されると考えられるため、もしかしたらZen 6アーキテクチャーを採用するRyzenが登場するまでソケットAM4対応マザーボードやCPUは販売され続けるかもしれませんが、ここまで来るとどこまでAMDがソケットAM4を引っ張り続けるのか注目が集まりそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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