Ada LovelaceはMaxwellからPascal並みの性能向上率に。登場は2022年末から2023年初旬

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Ada Lovelaceは現行のGeForce RTX 3000シリーズの次に登場すると言われている新GPUアーキテクチャーとなりますが、このAda Lovelaceの性能向上率はかつてのGTX 900シリーズ(Maxwell)からGTX 1000シリーズ(Pascal)に代わった時と同じぐらいの性能向上率になるとの事です。

目次

Ada LovelaceはMaxwellからPascalの時と同等の性能向上

NVIDIA Ada Lovelace GPUs For GeForce RTX 40 Series To Bring The Same Generational Jump As Maxwell To Pascal (wccftech.com)

NVIDIA GeForce GTX 1000シリーズは登場から5年以上経過していますが、未だにSteamのハードウェア調査では利用者の多いグラフィックスカードになっています。このGTX 1000シリーズはPascalアーキテクチャーを採用し、その前の世代であるGTX 900シリーズ(Maxwell)から大きな性能向上を果しています。この性能向上の幅については、PascalからRTX 2000シリーズのTuring。TuringからRTX 3000のAmpereなど最近の世代交代でも達成はできていません。

しかし、GeForce RTX 3000シリーズに搭載されているAmpereアーキテクチャーの次に登場する予定となっているAda Lovelaceアーキテクチャーにおいては、MaxwellからPascalに世代交代した時と同じぐらいの性能向上が見られてるとの事です。

Ada Lovelaceに関しては、サムスンの8nmプロセスからTSMCの5nmプロセスを採用する事で多くの機能を詰め込み高い効率と性能を誇るモデルになるようです。最近のリークではハイエンドモデルが500Wに迫るTDPになるともいわれていますが、同時にワットパフォーマンスなども向上する事から大きな性能向上は想定されると見られています。

NVIDIA Ada Lovelace AD102とAMD RDNA3 Navi31のTDPは500Wに迫る模様

なお、動作クロックに付いてもAda Lovelaceでは大きく向上すると見られています。現行のRTX 3000シリーズでは1.7~1.9GHz程度に収まっていますが、Ada Lovelace世代においては2.2~ブースト最大で2.5GHzに達すると見られています。

登場時期は2022年12月から2023年第一四半期

Ada Lovelaceでは大きな性能向上などが期待されていますが、登場時期についてはかなり先になりそうです。リークによると登場時期は2022年12月または2023年第一四半期(2023年3月まで)となっており2021年8月から1年以上先の話になります。

NVIDIAとしては、ライバルであるAMDが同じように次世代GPUにあたるRDNA3を2022年~2023年にリリースする事からこれらに合わせたアーキテクチャー刷新タイミングにしていると見られています。

なお、NVIDIAでは2021年秋頃はGeForce RTX 3000のリフレッシュ版にあたるSuperシリーズの発表をすると見られています。

NVIDIA GeForce RTX 3000 Superシリーズは8nmのまま。2021年中登場

 

Ada LovelaceについてはMCMなどAMDのRDNA3ほどの飛び道具を有していないと見られていましたが、純粋にアーキテクチャー刷新で大きな性能向上を目指すようです。ただ、RDNA3のような飛び道具が無いことから少し前にリークされたように性能面で満足のいく結果が出せなければAda Lovelaceは登場せず、MCMを採用するHopperがリリースされるとの事です。どちらに転がってもNVIDIAとしては絶対にAMDに性能対決では負けたくないのだという事だけは良く伝わります。

Ada Lovelaceは2022年末に登場。性能が低ければHopperに切り替えか?

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