6 GHz動作のIntel Core i9-13900KSベンチマーク出現。Ryzen 9 7950Xを18%上回る。

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Intelでは2022年9月27日に第13世代CPUとなるRaptor Lake-Sを発表しましたが、同時に2023年初頭に6.0 GHzで動作するCore i9-13900KSの登場も予告しましたが、早速このCore i9-13900KSのベンチマークが出現したようです。

目次

6.0 GHzに達する、Core i9-13900KS

Intelの第13世代デスクトップ向けCPUのRaptor Lake-Sでは2021年11月から発売が開始されたAlder Lakeの後継モデルで、P-Core側にはAlder Lakeで採用されていたGolden Coveに対してL2キャッシュ倍増や動作クロックの向上などを施した改良版コアのRaptor Coveが搭載され、E-Core側はAlder Lakeから採用されているGracemontのコア数は8コアから最大16コアと2倍搭載するようになります。

そんなRaptor Lake-Sについては2022年9月28日にIntel Innovationイベントにて正式に発表が行われましたが、この中でIntelは2023年初頭にデフォルトで最大6.0 GHzの動作クロックを発揮するCore i9-13900KSの存在を明らかにしましたが、今回中国の掲示板、Bilibili上にこのCore i9-13900KSを用いてベンチマークを行った結果が出現しました。

CPU-ZではCore i9-13900KSがRyzen 9 7950Xを18%以上も上回る。

中国のBilibili上に出現したのは、CPU-Zのベンチマーク結果でCore i9-13900KSで計測された事以外、メモリーやマザーボードの組み合わせなどは不明です。

ただ、CPU-Zのスコアとしてはシングルコアは982.5pt、マルチコアは18453.4ptを記録しています。

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スコアとしては、Core i9-13900KSでは最大5.8 GHzで動作するCore i9-13900Kに対してシングルコアでは4%の向上となっており、既に高い動作クロックに設定されている事から伸び率としてはあまり大きくありません。

一方で、マルチコアでは全コア動作時に5.5 GHzで動作するCore i9-13900Kに対して、Core i9-13900KSでは更に高い動作クロックに設定されているのかスコアは9%ほど伸びています。(Core i9-13900Kでは電力制限を解除し、MTPが350Wになっています)

最近AMDから発売されたRyzen 7000シリーズ、最上位モデルのRyzen 9 7950Xに対してはシングルコアは24%、マルチコアでは18%ほど上回るスコアを見せており、CPU-ZにおいてはCore i9-13900KSは断トツのスコアを記録しています。

 

Intelでは第12世代CPUであるAlder Lake-Sの時も数ヶ月遅れて動作クロックを大幅に引き上げたCore i9-12900KSを投入していますが、今回も同様にKSバリアントであるCore i9-13900KSを投入しますが今回は最大6.0 GHzの大台に達するという事で話題性としてはかなりありそうです。ただ、Core i9-13900Kの時点で動作クロックは最大5.8 GHzにまで達するため、シングルコアなどでは性能差としてはあまり大きいとは言えなさそうです。ただ、Core i9-13900KSではマルチコア時の動作クロックも大きく向上している可能性が高く、9%伸びているためとにかく最高の性能を欲しているユーザーにとってはCore i9-13900KSが最適なCPUとなるかもしれません。

 

 

 

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 10nmのCPUで5nmのCPUに挑むインテルは凄いですが
    時間の経過とともに熱で性能が落ちるんじゃないかと心配w

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