AMD 3D V-Cache版Ryzen 7000は3モデル登場。発表はCES2023で実施へ

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AMDでは9月27日にZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズCPUを発売予定としていますが、今回このRyzen 7000シリーズの3D V-Cache版として登場するモデルとその発売日について明らかになりました。

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Zen4+3D V-Cache搭載のRyzen 7000シリーズ

AMD Ryzen 7000 ‘Zen 4’ CPUs With 3D V-Cache May Not Hit Desktops Till 2023 (wccftech.com)

AMDではCPUダイの上にキャッシュ専用ダイを積むことでキャッシュ容量を大きく拡大させる3D V-Cache技術を2021年に発表しており、2022年1月にはミドルレンジモデルであるRyzen 7 5800Xを3D V-Cache化したRyzen 7 5800X3Dを発表、パフォーマンス面では8コア16スレッドでIntelの最新鋭CPUであるIntel Core i9-12900Kに迫るようなパフォーマンスを発揮しています。

この3D V-CacheについてはAMDでは2022年9月27日に発売を予定しているRyzen 7000シリーズでも採用を予定しており、リーク情報では2023年4月までには発売がされると言われています。

今回はそんな3D V-Cacheを搭載したRyzen 7000シリーズについて発売されるモデルと発表時期に関するリーク情報が出現しました。

Ryzen 9 7950X3D、Ryzen 9 7900X3D、Ryzen 7 7800X3Dの3モデル構成。

 

Greymon55氏によると、Ryzen 7000シリーズの内、3D V-Cacheを搭載するモデルはV95=Ryzen 9 7950X3D、V9=Ryzen 9 7900X3D、V8=Ryzen 7 7800X3Dの合計3モデルになるとのことです。

Ryzen 5000シリーズで登場した3D V-Cache版はRyzen 7 5800X3Dの1モデルだけでしたが、Ryzen 7000シリーズでは一気に3D V-Cache搭載ラインアップを拡充するようです。

Ryzen 7000シリーズに搭載される3D V-Cacheの詳細はまだ明らかにはなっていないものの、Ryzen 7 5800X3Dと同じ仕様のSRAMが各CCDにつき搭載されるとするとRyzen 9 7950X3Dは208MB、Ryzen 9 7900X3Dは204MB、Ryzen 7 7800X3Dでは104MBのキャッシュ容量を持つ事になります。

CPUモデル L2キャッシュ(1コア1MB) L3キャッシュ(CCD辺り32MB) 3D V-Cache(CCD辺り64MB) 合計キャッシュ容量
Ryzen 9 7950X3D 16MB 64MB 128MB 208MB
Ryzen 9 7900X3D 12MB 64MB 128MB 204MB
Ryzen 7 7700X3D 8MB 32MB 64MB 104MB

発表はCES2023。モバイル向けRyzen 7000シリーズと同時発表。

 

3D V-Cache搭載のRyzen 7000シリーズについては、発売時期は2023年4月までで計画されているとリーク情報では出現していますが、Greymon55氏によると2023年1月5日から開催されるCES2023にて発表が行われるとの事です。

AMDではRyzen 7 5800X3DについてもCES2022で発表をしており、Ryzen 7000シリーズの3D V-Cache版も同じイベントでの発表となります。

なお、AMDではこのCES2023では3D V-Cache搭載Ryzen 7000の他にモバイル向けのRyzen 7000シリーズについても発表を行う予定と見られています。

 

Ryzen 5000シリーズ世代の3D V-Cache版はRyzen 7 5800X3Dの1モデルのみ登場でしたが、Ryzen 7000シリーズでは設計や製造面でより洗練されてきたのか一気に3モデルに拡充しての登場となります。この3D V-Cacheではゲーミング時のパフォーマンスが大幅に向上する事が分かっていますが、Ryzen 7000シリーズに搭載される3D V-Cacheはより進化したものが搭載されると言われています。

関連記事:AMD Zen4 V-Cache版の情報出現。発売は2023年でZen 3の1.5倍以上の性能に?

そのため、Ryzen 7000シリーズの購入を検討している人の中でも特にゲーミング目的でPCを組み立てようと思っている人に関してはRyzen 7 7800X3Dは魅力的なCPUになりますのでRyzen 7 7700XやIntelのCore i7-13700Kで迷っているのであれば、CES2023での発表会まで待ってみるのも良いかもしれません。

(ただ、為替相場が1ドル145円とかまで進んでCPUが更に値上がりと言う可能性がある事も忘れずに・・・)

AMDの発表会で表示されたベンチマークはNZXT KRAKEN X63クーラーを搭載して計測されたようです。(ソケットAM4とAM5間では互換性はあるようです。)

PS5は6000円値上げされますので、買えるかは分かりませんが欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。(転売屋からは買っちゃだめですよ)

 

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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