Alder Lake-Sでは最大16コア24スレッドとなっていますが、Passmarkにて24コア24スレッドのIntel製CPUが出現しましたが正体については謎に包まれています。
24コア24スレッドのIntel製CPUのベンチマークが出現
Alder Lake-Sについては16コア24スレッドが最大となっており、P-Coreを8コア・16スレッド、E-Coreを8コア8スレッドで計24スレッドを実現していますが、今回Passmarkのデータベースにて24コア24スレッドのCPUが出現しました。
Alder Lakeには存在しない構成。もしかしたらRaptor Lake?
Passmark上に登場したのはIntel 0000と呼ばれる名称のCPUで、動作クロックは5.9GHz、コア・スレッド数は冒頭で記載した通り24コア24スレッドとなっています。この構成のCPUは現時点ではAlder Lake-Sには存在しておらず、Alder Lakeの試作モデルか単純にPassmarkがAlder Lakeのような異種混合CPUを正常に読み込めずに出力された結果の可能性があります。
一方で、もう一つの可能性としてはこれがAlder Lakeの次期モデルであるRaptor Lake CPUの可能性です。Raptor LakeではAlder LakeのP-Core 8+E-Core8からP-Core 8+E-Core 16に増やされるというリークが過去に出現しており、もしこれが正しければ24コアと言う数字が合致するため可能性としてはあります。一方で、動作クロックを5.9GHzと読み込んでいる辺り正常に読み込めていない可能性も高そうです。
Alder Lakeの詳細情報が出現。Raptor Lakeについても少しだけ判明
— 포시포시 (@harukaze5719) July 23, 2021
なお、Passmarkに記録されたスコアはharukaze5719氏によってCore i9-10980XEとの比較が出されています。シングルスレッドに関してはComet Lake-Sと同等レベルに落ち着いていますが、この24コアCPUの正確な動作クロックなどが不明なため純粋にどの程度の性能であるかは不明でこの24コアCPUはまだ謎に包まれています。
このPassmarkについては誤検知の可能性もありそうですが過去にリークしたRaptor Lakeの詳細ではP-Core 8+E-Core 16で計24コアになる可能性が指摘されていたため、個人的にはこれはRaptor Lakeなのでは無いかと思っています。また、24スレッドになっているのはPassmark側が正常に読み込めていない可能性もありますが、単純に試作モデルのためマルチスレッド機能が無効にされている可能性もありそうです。
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