GeForce RTX 5000 SUPER は2026年中旬に発売? 現行モデルの販売に注力
NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズは2026年1月で発売から1年を迎え、NVIDIAの製品投入サイクルではリフレッシュモデルにあたるGeForce RTX 5000 SUPERシリーズが投入されることが見込まれています。また、すでに一部モデルはスペックもリークしている状況で、遅くとも2026年1月開催のCES 2026で発表され、第一四半期中に発売されることが予想されていましたが、AIB関係者からのリークによると同グラフィックカードについては当初の想定よりもかなり遅く投入される可能性が高まっていることが明らかになりました。
AIB関係者「RTX 5000 SUPERの2026年第一四半期発売の可能性はなし」

中国の博板堂にリークされた情報によるとNVIDIAはGeForce RTX 5000 SUPERに関して2026年第一四半期に登場するというリークが流れていることに触れつつも、AIB関係者からの情報によると同グラフィックカードの具体的な登場時期は確定しておらず、量産スケジュールについてもまだ未定とのことです。
そのため、現時点でRTX 5000 SUPERが2026年第一四半期に発売される可能性はほぼ排除されているとのことで、2026年第二四半期以降など2026年半ば以降になる可能性が高まっているとのことです。
なお、AIB側は代理店に対してはRTX 5000 SUPERシリーズが直近で登場する見込みはないことからSUPER登場に向けた余計な施策や在庫調整の必要はなく、現行モデルの販売に注力することが強く推奨しているようです。
現行モデルの販売は好調。3GBのGDDR7モジュールはAI向けを優先?
GeForce RTX 5000シリーズは発売当初はレビューを中心にあまり良い評価は得られていませんでしたが、ふたを開けてみると販売は好調と見られており、決算においてもゲーミング部門が過去最高益を上げる状態です。そのため、NVIDIAとしてはRTX 5000シリーズの販売テコ入れの必要性はなく、ましてや現行の2GBのGDDR7より高コストな3GBのGDDR7を搭載するRTX 5000 SUPERを急いで投入する意義はないです。
また、3GB GDDR7はまだ供給量が限定されていると言われています。そのため、NVIDIAとしてはゲーミング向けより採算性が高いAI向けGPUに使うことを優先しても不思議ではなく、3GB GDDR7の供給やコストが安定するまでRTX 5000 SUPERシリーズの投入を見送るという作戦は十分合理性があると言えます。
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