Ryzen 7 7800X3D が5.9万円まで値下がり。コスパがかなり高めに
AMDの3D V-Cache搭載CPUとしては最新のRyzen 7 9800X3Dが人気を集めていますが、先代のRyzen 7 7800X3Dも、ゲーミング性能に限れば現在販売中のCPUの中でトップクラス(上位3製品程度)の実力を持ちます。ここ最近はRyzen 7 9800X3Dの陰に隠れて注目度がやや低下していましたが、同CPUの販売価格が5.9万円台と、過去1年間でみられた価格推移で最安値を記録しています。
正規代理店品で58,900円台。過去1年で最安値に

2025年9月21日時点では、ソフマップ、TSUKUMO、PCSHOPアークなど正規代理店で58,900〜58,920円の範囲で販売。直近1年の最安値水準です。
Ryzen 7 7800X3Dは発売当初64,800円で、その後は徐々に値下がりし、2024年5月ごろには正規代理店品でも一時5万円前後まで下落しました。以降は円安やRyzen 7 9800X3Dの登場前後の品薄で一時8万円という価格が付いた時期もありましたが、現在は5.9万円と、過去1年のレンジでは最安値となっています。
コストパフォーマンス抜群。ゲーミング目的なら最適なCPU?
CPU | FPSあたりのコスト | 平均FPS | 価格(正規代理店品) |
---|---|---|---|
Ryzen 7 9800X3D | 395円 | 199.7 | 78,980円 |
Ryzen 7 7800X3D | 305円 | 193.1 | 58,920円 |
Core i9-14900K | 419円 | 186.3 | 77,980円 |
Ryzen 7 7800X3Dは、ゲーミング性能では最新のRyzen 7 9800X3Dに次ぐ実力を持つCPUです。実ゲームの平均FPS差はおおむね約5%にとどまる一方、価格は9800X3Dが8万円に近いのに対し、7800X3Dは6万円前後と手が届きやすい水準。最新最速を狙わないなら、価格と体感のバランスに優れた選択肢と言えます。
一方で、3D V-Cacheの設計差によりブーストクロックが伸びにくい側面があり、動画編集やレンダリングなど非ゲーム用途まで幅広く性能を求めるなら、Ryzen 7 9800X3D(またはより多コアの上位モデル)を選ぶ方が無難です。
そのため、ゲーミングメインで使うことが確定しており、他の性能はそこまで求めないというのであれば価格、性能共に非常に魅力的であるためCPUの購入検討している場合はRyzen 7 7800X3Dは魅力的な選択肢です。
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