PlayStation 6 (PS6)も脱着式ディスクドライブ採用へ
ソニーは現行PlayStation 5 (PS5)の後継モデルとして、2027年頃に次世代機にあたるPlayStation 6 (PS6)を発売すると言われており、既に内蔵チップセットの大まかなリークが登場し始めていますが、海外メディアのInsider GamingによるとPS6では現行の薄型PS5と同じく取り外し可能なディスクドライブを発売当初から採用することが明らかになりました。
キッカケは薄型PS5の脱着式ディスクドライブの成功。PS6でも継続採用へ
Insider GamingによるとソニーがPS6で脱着式ディスクドライブを継続採用する最大の理由は製造および輸送コストの削減にあるとのことです。この脱着式ディスクドライブは2023年に発売された薄型PS5から始めて採用されましたが、この機構を採用したことでソニー社内で設定されたコスト目標をすべて達成することが出来るなど成功を収めたことからPS6でも同じ方針となるようです。
これにより、PS6は現行のPS5スリムモデルと同様に、以下の形式で販売されると見られます。
- ディスクドライブ同梱版: 本体と着脱式ディスクドライブがセットになった、従来型のモデル。
- デジタル・エディション: ディスクドライブを搭載しない、ダウンロード販売専用の標準モデル。
- ディスクドライブ単体販売: デジタル・エディション購入者が後から追加購入できるアップグレードオプション。
この販売方法により、PS6のスタート価格を抑えることが出来るため割高なイメージを抑える役割や、価格に敏感な層を取り込みが可能になります。一方で、多少高くても物理ディスクでゲームをプレイしたい層を取りこぼすことなく販売できることになります。
デザインはコストを意識。直線基調に戻る?
脱着式ディスクドライブ採用はコスト削減を重視した結果とも言えるのですが、コストを下げる姿勢は本体デザインにも影響が出る可能性があるようです。と言うのも現行のPS5の価格が下がらない背景には半導体の製造コストが下がらないことも原因ですが、世界的なインフレの影響による輸送コストの高騰も要因の1つとして挙げられています。そのため、PS6では輸送効率の最大化を念頭に、PS5で用いられている曲線的デザインからPS4のような直線的でシンプルなデザインへ戻る可能性が出てきているようです。
なお、現行のPS5はコンソールゲーム機としては発売後から値下げが一回も行われなかったコンソールですが、PS6ではコスト低減への意識がかなり高くなっていることから発売時の価格が現行PS5を超えないように様々な努力が行われていると考えられますが、一方で関税コストやインフレによるコスト増は進む傾向にあるため、どのような仕様そして販売価格に落ち着くのか今後の動向に注目です。
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