ちぐはぐだったWindows 11のダークモードが完成形へ
MicrosoftのWindows 11では、アプリの背景色を灰色や黒色に切り替えることで、夜間でも目が疲れにくい「ダークモード」に対応しています。しかし、このダークモードの対応は不完全な状態が続いており、例えばエクスプローラーはダークモードに対応していても、コピー画面やダイアログなどは白背景のまま残っていました。これらの画面まで含めてダークモード対応することは、多くのユーザーが求めていた改善点の一つです。
そんな中、Windows 11のダークモードはようやく完成形に近づこうとしています。最新のインサイダービルド「Windows 11 Build 26100.5061」にて、ダイアログ表示をダークモード化するオプションが新たに組み込まれていることが判明しました。
ダイアログ系もほぼすべてがダークモードに
Microsoftが提供するインサイダービルドの新機能を解析しているphantomofearth氏によると、Windows 11 Build 26100.5061において、ダイアログ表示を含めてほぼすべてをダークモード化できる新しい隠しオプションが追加されているとのことです。実際にこのオプションを有効化すると、これまで白背景だったコピーの進捗表示やファイル保存の確認ダイアログまですべて黒背景に切り替わることが確認されています。

ただし、現時点では一部のボタンなどが白背景のままとなっており、完全に統一されてはいません。それでも、ほぼすべての表示がダークモードに対応したことで、遅くとも2025年秋に登場予定の「Windows 11 25H2」では、システム全体で完全なダークモードが実現する可能性が高いと考えられます。
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