MENU
カテゴリー

Windows 11 KB5063878でストレージ関連の不具合が発生中。対策や原因は不明

リンクの一部には広告が含まれています。
目次

Windows 11 KB5063878アップデートでストレージ関連の不具合が発生中

Microsoftは2025年8月13日に各Windows OS向けに月例アップデートを配信していますが、この中でWindows 11 24H2向けのKB5063878アップデートを適用すると、特定のストレージ環境において大量の書き込み時にドライブが認識されなくなったり、ファイル破損が疑われる不具合が発生しているようです。

PC関連の不具合やトラブルを検証・共有している「ねこるすきー」氏によると、KB5063878適用後、特にDRAMレスSSDを中心に接続が切断される不具合が発生しているとのことです。同氏はこの不具合について、Cyberpunk 2077のアップデート中にゲーム保存用ストレージが突然切断されたことをきっかけに、発生条件などを検証しています。

SSDに大量書き込みを行うと発生。ファイル破損のリスクも

ねこるすきー氏の検証によると、この不具合は大量の連続書き込みを行うことで発生するとのことです。具体的には、SSDの使用率が60%以上の状態で50GB以上の連続書き込みを行うと、OSからSSDが切断される事例が確認されています。また、Phison製NANDコントローラーを搭載し、かつDRAMレスのモデルでは、より少ない書き込み量でも発生する傾向があるとも指摘しています。

今回の不具合は、Windows 11 24H2登場時にWestern Digital製SSDで多数報告された症状と類似しています。当時はレジストリの「HmbAllocationPolicy」設定を変更することで回避可能でしたが、今回は設定変更では改善しないため、別の要因によるものと考えられます。

なお、この不具合は発生しても再起動を行うことで再びSSDへのアクセスは可能になるとのことですが、一部の報告では不具合発生後にSSDの認識まで数時間かかるケースや、一度発生するとKB5063878をアンインストールしても再発するケースもあり、症状の深刻度は高いと見られます。

この不具合はデータ喪失のリスクを伴うため、早急な修正や回避策の提供が望まれます。しかし現時点ではMicrosoftのフィードバックHubやRedditに同様の報告は上がっておらず、公式対応まで時間を要する可能性があります。そのため、Microsoftが何かしらの対策を施すまで時間がかかる可能性もあるため特にDRAMレスSSDを使っているユーザーは一度に数十GB単位の連続書き込みは控えておいた方がいいかもしれません。

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメントする

目次