Intel Core 5 120の価格が判明。なぜかArrow Lakeより高価に
IntelがCore i5-12400をCore 5 120にリネームして再投入
Intelは数日前に2022年1月に発売したAlder Lake世代のCore i5-12400とi5-12400Fをベースに動作クロックを向上させたリフレッシュモデルのCore 5 120とCore 5 120Fを正式発表しました。このCPUは発表当初はコンシューマー向けには登場が確認されていませんでしたが、北米にて同CPUの販売価格が明らかになりました。
Core 5 120
— 188号 (@momomo_us) August 2, 2025
CM8071505092212
SA35V , Stepping H0
MM#99D897
Core 5 120F
CM8071505092213
SA35W , Stepping H0
MM#99D898 pic.twitter.com/LjGbObDJkM
momomo_us氏によって発見された小売店のリストによるとCore 5 120の価格は$246、Core 5 120Fの価格は$217にされており、既にカートに入れて購入ができる状態に設定されています。
CPUモデル | 北米販売価格 | 日本円(税込み) |
---|---|---|
Core 5 120 | $246 | 34,800円 |
Core Ultra 5 225 | $211 | 29,800円 |
Core i5-14400 | $176 | 25,480円 |
Core i5-12400 | $108 | 22,580円 |
現時点でCore 5 120の日本国内での価格は不明ですが、仮にCore Ultra 5 225など現行製品の為替レートを適用すると、Core 5 120の価格は約34,800円となります。
この価格は、性能で勝る最新のArrow Lake世代CPU「Core Ultra 5 225」よりも約5,000円高く、リフレッシュ元の「Core i5-12400」に至っては12,000円以上も高価という、にわかには信じがたい価格設定です。
やる気のない価格。背景は「最新CPU搭載」と謳いたいBTO需要?
Core 5 120とCore 5 120Fは、前述の通りAlder Lake世代のCore i5-12400/Fをベースとしており、今回発見された製品のCPUステッピングが「H0」であることからも、中身は初代から何も変更が加えられていないことが裏付けられました。
そんな中で、性能がより高いCore Ultra 5 225に対して高価であるほか、オリジナルのCore i5-12400に対しては1万円も高価になるとあまりにも高すぎると言えます。
一般的にCPUは発売当初は高めの価格設定が行われることが多いため、今後Core 5 120と120Fは販売動向などを踏まえて徐々に適正な価格、つまりCore i5-12400に近い価格に落ち着くものと考えられます。
ただ、今回は性能がほとんど変わらないリフレッシュモデルではあるものの、Coreシリーズとして初のデスクトップ向けモデル投入となるので、話題性を踏まえると割高に設定すると高い印象を植え付けてしまいます。
そのため、例え発売当初は価格が高めに設定されるのが恒例だとしても、消費者の心理に与える影響は好ましいとは言えないため、今回のCore 5 120や120FについてはIntelとしてはコンシューマー向けとして販売する気はあまりなく、「最新CPU搭載」と謳いたいBTO向けの製品であると言えそうです。
momomo_us | X
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