Intel Arc Alchemist GPUの内部資料がリーク。RTX 3070相当の性能に

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NVIDIAやAMDの2社の間に割って入るIntelのディスクリートGPU、Arcの第一世代製品Alchemistですが、リークされたIntelの内部資料によるとArc AlchemistはNVIDIAのGeForce RTX 3070又はAMD Radeon RX 6700 XT相当の性能と消費電力になる見込みです。

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ミドルハイエンドレンジに殴り込むIntel Arc Alchemist

Leaked slide shows Intel DG2 (Arc Alchemist) GPUs compete with GeForce RTX 3070 and Radeon RX 6700XT – VideoCardz.com

IntelはArc Alchemistと呼ばれるグラフィックカードを2022年初旬に投入する事が既に発表がされていますが、過去に出現したリークではNVIDIAのGeForce RTX 3070(or RTX 3070 Ti)を目標に最上位モデルは開発されているという話が出ています。

Intel製ハイエンドGPU Xe-HPG DG2。RTX 3070 Tiと競合する性能に

そんな、Arc Alchemistですが、中国のBaidoに出現したIntelの内部資料と見られる情報ではNVIDIAのGeForce RTX 3070またはAMD Radeon RX 6700 XTと同じ価格帯と性能、消費電力に位置する見込みとなっています。

GPUは2つ存在。175~225W帯と75W帯のGPU

リークされた内部資料にはArc Alchemist向けのGPUは2つ存在する事が記載されており、上位モデルがSoC1、下位モデルがSoC2と分けられています。

この中で上位モデルとなるSoC1は最大225W、最小175WのTDP帯の製品となっており、Intelが定義している製品レンジとしてはミドルハイエンドレンジである『Enthusiast-』から『Performance+』に位置する性能との事です。この『Enthusiast-』に位置する製品としてはNVIDIAのGeForce RTX 3070、AMDではRadeon RX 6700 XTが並べられており、Arc Alchemistの最上位モデルはこのモデルと同等の性能を目指すものと考えられます。また、価格面でも$400~499(64000円~79840円)の間で販売すると見られています。なお、この『Enthusiast-』に位置する製品ではExecution Unitを512基搭載するモデルが割り当てられると推測されます。

『Performance+』に位置する製品では、GeForce RTX 3060 TiまたはRTX 3060、AMDではRadeon RX 6600 XTとRadeon RX 6500 XTが競合製品になると記載されており、価格帯としては$300~399(48000円~63840円)の間で販売すると見られています。この『Performance+』ではExecution Unitを384基搭載するモデルが割り当てられると見られています。ただし、『Performance+』では1440p程度のゲームプレイを想定したRTX 3060 Tiと1080pを想定したRTX 3060とで性能差が大きいことからExecution Unitを192基搭載したモデルもミドルレンジモデルとして投入されるかもしれません。

なお、GeForce RTX 3080やRadeon RX 6800 XTなどが位置する『Enthusiast +』(ハイエンド)レンジに位置する製品はArc Alchemistでは投入されず、次期モデルにあたるArc Battlemageで投入されると言われています。

2万円台のエントリーモデルも登場予定

スライド上では下位モデルに位置するSoC2についても記載されていますが、このモデルに直接競合するモデルはNVIDIAのGeForce GTX 1650 Superが位置しています。製品レンジとしては『Performance -』を少しタッチしつつ、『Main Stream+』と『Main Stream-』の二つのレンジをカバーする辺りに位置しており、価格面では最大$200(32000円)最安値は$100(16000円)程度を目指しているようです。Intelの資料ではMain Stream、つまり普及帯と言う書き方がされていますが、この辺りは一般的にはエントリーモデルと言われるレンジに位置するモデルになると見られています。この製品レンジではExecution Unitを128基から96基備えたモデルが投入されると見られています。

 

Arc Alchemistですが、ミドルハイエンドレンジ製品がGeForce RTX 3070相当の性能を目指している事は既にMoore’s Law is Deadなどで取り上げられていましたが、気になるのがエントリーモデルに近い位置に存在するSoC2です。NVIDIAやAMDではミドルレンジ以降の製品では毎年新製品を投入していますが、エントリーモデルとなるとGTX 1660やGTX 1650など2019年に発売がされて以来新製品の投入は無いため、Arc Alchemistでエントリーモデルが投入されるとなると価格や性能次第ではかなりのシェアを取れるのではないかと考えられます。特にレイトレーシングなど最新技術に対応すれば、GTX 1660などに対して大きく差別化が図れるため、Arc Alchemistはかなりのヒット製品となるかもしれません。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 選択肢が広がるのは良いが、何より生産が追いつかないことには値段高止まりなんでしょう

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