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Intel Nova Lake-AX のスペックリーク。Xe3コアを24基搭載するが発売は不透明

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Intel Nova Lake-AX のスペックリーク。Xe3コアを24基搭載するが発売は不透明

Intelは2026年にアーキテクチャーを刷新したNova Lakeと呼ばれるCPU製品の投入をデスクトップからノートPC向けまで幅広いラインアップで予定していますが、数日前にノートPC向けに内蔵グラフィクス性能を大幅強化したNova Lake-AXと呼ばれる新しいラインアップをIntelが投入することがリークで明らかになっています。今回、このNova Lake-AXについて不明だったスペックにまつわるリークが新たに登場したものの、実際に発売されるかは不透明な状況であることも明らかになりました。

リーカーのRaichu氏によるとNova Lake-AXのスペックはCPU側には8P+16E+4LPEで構成され、内蔵GPUはCelestialアーキテクチャーのXe3Pを24コア搭載し、Execution Unitは384基で計画されているとのことです。また、バス幅は256-bitとなり、LPDDR5X-9600MT/sまたは10667MT/sと言う超高速LPDDR5xにも対応することも明らかにしています。

このスペックは特に内蔵GPUでは24コアのXe3Pコアを備えると言うことで、純粋なコア数だけで言えばArc B580を超えており、アーキテクチャー刷新効果などを含めるとデスクトップ向けのGeForce RTX 5060に迫るような性能が期待できると言え、AMDが2025年から投入しているStrix Haloを超える製品になるとも言えます。

ただ、IntelはあまりこのNova Lake-AXの投入に前向きではないようで、Raichu氏によると発売未定で、発売されない可能性の方が高いと言う見方を示しています。

IntelがNova Lake-AXの発売に積極的ではない理由は不明ですが、その背景には、開発や製造にかかる高いコストに対して、市場規模がまだ小さいという点が考えられます。

Nova Lake-AXに使われるGPUタイルは専用設計になると考えられるため開発費を回収することは容易ではないほか、24コアのXe3P GPUを搭載することからダイサイズも大きくなり、製造コストも嵩むと考えられます。

一方で、高性能な内蔵GPUを求める市場に目を向けると、AMDが先行するStrix Haloは話題を集めたものの、その価格の高さから販売は好調とは言えず、市場規模はまだ大きいとは言えないのが現状です。そのため、仮にNova Lake-AXが発売されたとしても収益性の面で課題があると考えられるため、Intelとしては計画は立てたものの、最終的な発売の決断には至っていないのかもしれません。

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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