Google が Pixel 6a 向けにバッテリー無償交換を展開へ。容量を制限するアップデートも配信開始
Googleが2022年に発売したPixel 6aはコストパフォーマンス高いモデルとしてかなり人気があったモデルで、2025年現在でも利用者が比較的多いスマートフォンになっています。しかし、ここ最近になりこのPixel 6aに搭載されているバッテリーが発熱したり、最悪の場合は発火するなど致命的な不具合が相次いで報告されるようになっています。
そのため、GoogleではPixel 6a向けにバッテリー充電サイクルが400回に到達した後からはバッテリー性能を落とすアップデートを強制適用することを明らかにしており、これらのアップデートが2025年7月8日から配信されることが決定されたようです。
このアップデートはバッテリーの充放電サイクルが400回に達した後からバッテリー電圧を引き下げるなど性能を制限する対策が取られるとのことで、これによりバッテリーの過熱を抑制することを狙っています。ただ、背反としてバッテリーの最大容量や充電速度の低下が予想されるとのことですが、すべてのPixel 6aが対象ではなく、一部サプライヤーやロットのバッテリーを搭載した製品にのみ適用されるとのことです。
なお、運悪くバッテリーの性能を制限が必要なバッテリーを搭載しているPixel 6aを所有しているユーザーに対してGoogleは補償を用意しており、ユーザーは次のうち3つの対応を選べるようです。
無料のバッテリー交換:Googleの正規修理パートナーで、バッテリーを新品に無料交換できます。これにより、本来のバッテリー容量と性能を取り戻すことができます。
Googleストアでの割引:Pixel 9シリーズなど最新のGoogle Pixelなどの購入に使えるGoogleストアで使える割引コードを受け取ることができます。
現金での補償:指定の金額を現金で受け取ることも可能です。
なお、現時点でGoogleストアの割引額、ならびに現金での補償額については明らかにされていませんが、過去に似たような不具合が起きたPixel 4aではGoogleストアのクレジットが$100分、日本円では1.5万円分、ならびに$50の現金での補償が行われていました。そのため、Pixel 6aの割引額や現金での補償もこれらと近い額が支払われるものと考えられます。
Google Pixel 6a バッテリー パフォーマンス プログラム | Google
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