2025年6月の Windows 11 と Windows 10 アップデートでBIOSが壊れ文鎮化する不具合が発生中

2025年6月の Windows 11 と Windows 10 アップデートでBIOSが壊れ文鎮化する不具合が発生中

Microsoftが月例で配信しているセキュリティーアップデートが2025年6月10日に配信され、Windows 11 24H2向けにはKB5063060とKB5060842が、Windows 11 23H2にはKB5060999、Windows 10 22H2にはKB5060533がそれぞれ配信されていますが、これらのアップデートを適用した後に一部GIGABYTE製ノートPCや富士通製PCやマウス製PCなどでBIOS画面すらも起動しないなど深刻な不具合が相次いで報告されているようです。

R2025年6月10日に配信された定例アップデートに関するSub-RedditにおいてGIGABYTE G5と呼ばれるゲーミングノートPCで同アップデートを適用すると起動時のロゴ画面、つまりBIOS画面で完全にフリーズすると言う致命的な不具合が多数報告されており、同Sub-Reddit内でもGIGABYTE G5が実質的に文鎮化してしまったと言う報告が5件ほど寄せられています。

GIGABYTEに関連するSub-RedditでもGIGABYTE G5がアップデート後にBIOS画面でフリーズすると言うスレッドが立てられており、その中ではBIOS画面でフリーズすると言う報告のほかに、自動修復中と言う画面でフリーズするなどの報告が大量に寄せられている状況となっています。

さらに最悪なことに、多くの事例ではBIOS画面以降に進めないほか、運よく進めてもWindowsのアップデートを戻すのに必要なスタートアップ修復画面に行くまでにフリーズするためアップデートをロールバックすると言った対応もできないとのことです。そのため、Windows 11のインストールメディアを入れたUSBを接続しても起動しないなど、OSの再インストールも不可能など文鎮化と同然の状況のようです。

この不具合についてはGIGABYTEのSub-Reddit上で報告されている台数だけで31台にも及んでいるとのことで、GIGABYTE G5を使っている場合でこのWindowsアップデートを適用するとかなりの確率で文鎮化してしまうと言えそうです。

なお、GIGABYTE以外にも富士通製のPCでも2015年から2016年に販売された一部のモデルにて起動不可能になる不具合が出ているほか、マウスコンピューター製PCでも同様にBIOS画面でフリーズしてしまう事例がXでも報告されています。そのため、特にメーカー製PCなどを使っていて不安な方は詳細が判明するまではWindows Updateが自動で動かないようにしておいた方がいいかもしれません。

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