GeForce RTX 5090が海外で初の定価割れに。日本でも値下がり気味

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GeForce RTX 5090が海外で初の定価割れに。日本でも値下がり気味

NVIDIAのGeForce RTX 5090は2025年1月30日に発売された際にはコンシューマー向けグラフィックスカードとして最高の性能に加え、先代のRTX 4090の供給が終了していたことなどが災いし、発売直後は人気が殺到。その結果定価393,800円と言う価格が付けられていたものの、多くのモデルは45~50万円と言う価格で販売されていました。また、この非常に高い販売価格でも供給に対して需要が上回っていたことから販売価格は高止まりしている状態が続いていましたが、どうやら欧州では需要が落ち着いてきたのか販売価格が定価を下回り始めたほか、日本でも僅かながらも値下がり傾向が見られています。

フィンランドではGeForce RTX 5090は€2339がNVIDIAの設定する定価になっていましたが、日本と同じく多くのモデルは定価を上回る価格設定で売られ続けていました。しかし、ここ最近になり供給が増え、需要も下がり始めているのかフィンランドのパソコンパーツ量販店であるProshopではInno3DやPalit製のGeForce RTX 5090が定価を2%下回り、AIBモデルの定価を6%下回る€2300での販売が行われ始めているようです。また、Videocardzによるとフィンランドのみならず他の国でも値下がり傾向が見られているとのことで、世界各国でGeForce RTX 5090の供給の安定や、高価なグラフィックカードを購入する需要が減り始めていることが示唆されています。

なお、日本ではGeForce RTX 5090の定価は393,800円に設定されているため、現状は最安値でも約11%高値での販売になっています。ただ、5月中旬までは最安値にはInno3DのGeForce RTX 5090 X3が440,000円で販売されていましたが、2025年5月27日時点では438,800円と若干ながらも値下がりが起き始めています。今後、GeForce RTX 5090に関しては海外の価格動向を見る限り値下がり傾向に転じると考えられ、日本でも在庫状況がかなり安定してきていることやグラフィックカードの価格に大きな影響を及ぼす為替も円高傾向に向いてきているため、近いうちにもう一段値下がりする可能性がありそうです。

ただ、注意点として為替動向に関してはアメリカのトランプ政権の気まぐれで大きく変動するリスクがあるほか、中国向けのGeForce RTX 5090Dの生産が6月から再開されること、5月中旬にはNVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズの値上げを計画している可能性がリークされるなど今後も値下がりが続く可能性はあまり高いと言えないので、GeForce RTX 5090の購入を検討している人は価格動向に注視しつつも、許容範囲と言える価格に達したら購入してしまった方がいいかもしれません。

ソース

NVIDIA GeForce RTX 5090 sees first price drop below MSRP in Europe | Videocardz

https://videocardz.com/newz/nvidia-geforce-rtx-5090-sees-first-price-drop-below-msrp-in-europe

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 5000系ドライバも壊滅的だし最悪ゲームどころかLive視聴も出来なくなるようなブラックスクリーン問題出てるし溶けるし燃えるしリスクだよね

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