サムスンがQualcommとSnapdragonの供給契約を延長。ExynosはSnapdragonには勝てず?

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サムスンがQualcomm Snapdragonの供給契約を延長したことが判明。Exynosは性能面で勝てない?

Samsung Signs a Multi-Year Deal with Qualcomm for the Use of Snapdragon Chipsets (wccftech.com)

サムスンでは自社で開発するスマートフォン向けSoCのExynosが存在しますが、同社が販売するフラッグシップスマートフォンであるGalaxy S24 Ultraやその前のS23 UltraなどではQualcomm製のSnapdragon 8シリーズを採用しています。これは、主に性能面でExynosに対してSnapdragonのほうが優れているためなのですがサムスンではこの状況を変えるべくExynosの性能強化に取り組んでおり特にExynos 2400ではSnapdragon 8 Gen 3に迫る性能を発揮していました。

しかし、Qualcommの決算発表にて同社はサムスンがSnapdragonシリーズについて複数年の契約を結んだことを明らかにしました。これは2024年発売のGalaxy S24シリーズに加え、将来的に発売するGalaxyシリーズでも引き続きSnapdragonを使用することとなります。

契約されたSnapdragonをサムスンがどの端末で使用するかまでは分かっていませんが、Snapdragon 8 Gen 4ではQualcommが開発したNuviaコアを内蔵し、AppleのA17 Proを大きく上回る性能をも発揮する可能性もあると言われているため、恐らく今後もフラッグシップモデルではSnapdragonが採用され、ハイエンドからエントリーモデルではサムスンのExynosが採用されるということになりそうです。

サムスンがQualcommと契約をし続ける背景には、もちろん性能面でExynosがSnapdragonに敵わないという面もあるのですが、サムスンはファウンドリー事業を手掛けておりQualcommも重要な顧客です。そのため、サムスンとしては今後もQualcommとの関係を持っておく必要性もあるため例えExynosがSnapdragonを超えられる性能があったとしても一部モデルではQualcommのチップセットを採用するなどの戦略が取られると考えられます。

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