Ryzen 7 7800X3D が6.5万円以下まで値下がり。コスパ最強CPUに?
AMDの3D V-Cache搭載CPUでは2024年11月に発売されたRyzen 7 9800X3Dが高いゲーミング性能により人気が集中し、発売から半年近く品薄に直面していました。一方で、この煽りを受ける形で2023年に発売された先代モデルで、いまだに2番目に高いゲーミング性能を持つRyzen 7 7800X3Dにも人気が集まり、販売価格の高騰などが見られていました。
しかし、Ryzen 7 9800X3DやRyzen 7 7800X3D供給状況の改善により、特にRyzen 7 7800X3Dに関しては2025年初めまでは8万円を超える価格帯で販売されていたものが、2025年5月初め頃には7万円台にまで値下がりしていましたが、2025年5月25日時点ではRyzen 7 7800X3Dの価格がさらに下落しており、遂に6.5万円を下回るレベルにまで値下がりしていることが明らかになりました。


Ryzen 7 7800X3Dの販売価格は2025年5月25日時点ではパソコン工房やドスパラなどで正規代理店品が64,800円での販売が行われており、2024年終わりから2025年初め頃から見られた81,800円から約21%もの値下がりになっており、2025年に入ってからは最安値となっています。
AMD Ryzen 7 7800X3D BOX | パソコン工房
AMD Ryzen 7 7800X3D BOX | ドスパラ
CPU | FPSあたりのコスト | 平均FPS | 価格(正規品) |
---|---|---|---|
Ryzen 7 9800X3D | 469.7円 | 199.7 | 93,800円 |
Ryzen 7 7800X3D | 335.6円 | 193.1 | 64,800円 |
Core i9-14900K | 407.8円 | 186.3 | 75,980円 |
Ryzen 7 7800X3Dに関しては、ゲーミング時の性能は最新鋭のRyzen 7 9800X3Dの次に高い性能を持つCPUになっているためゲーミングを重視するユーザーであれば今回の値下がりはかなり魅力的と言えます。実際に、コストパフォーマンスの観点で見ると、Ryzen 7 7800X3Dはかなり高く、Ryzen 7 9800X3Dと比べるとコスパは29%ほど優れているほか、Core i9-14900Kと比べても約18%優れるなどゲーミングを重視する場合は驚異的に高いコストパフォーマンスになっています。
ただ、Ryzen 7 7800X3Dは3D V-Cacheの構造が最新鋭のRyzen 7 9800X3Dと大きく異なっていることから、動作クロックがあまり高く上げられない弱点があります。そのため、動画編集やレンダリングなどトータルでの性能はRyzen 7 9800X3Dに劣るほか、コア数も多いCore i9-14900Kにも大きく劣る点には注意が必要ですが、ゲーミングPCなどを組み立てるのであれば現時点では最適解とも言えるCPUにもなっているため、CPUの購入を検討している人はRyzen 7 7800X3Dを検討してみても良いかもしれません。
コメント
コメント一覧 (3件)
まだ5800X3Dで十分おじさん「まだ5800X3Dで十分」
Zen6の性能と消費電力とPCIeのレーン数を見てから考える。
ゲームベンチでは 9800X3Dを基準にすると、9700Xでは大差がつくのに、7800X3Dとはさほど変わらないのよね
ゲームだけするなら一番コスパ良い
ゲームだけするならね