Intel Arc Celestial の試作ダイが登場した模様。2026年発売に向けて開発は順調?
Intelは2024年にディスクリートGPU向けにBattlemageアーキテクチャーを搭載したArc B580などを発売している一方で、より高性能なモデルについては一時は開発中止と言うリークが出るなど依然としてIntelのディスクリートGPU開発については不透明さが漂っていました。
しかし、Intelは今後もディスクリートGPU開発を継続する方針のようです。今回、2026年~2027年に投入が予定されている次世代アーキテクチャ『Arc Celestial』について、Intel従業員のLinkedInプロフィール**情報から、試作ダイの完成が間近であることを示唆する記述が見つかり、開発が順調に進んでいる可能性が明らかになりました。


あるIntel従業員のLinkedInプロフィールに記載された経歴によると、『Arc Celestial』のGPUコアを構成する主要なハードウェア(演算ユニットであるXeコア、AI処理を担うXMXエンジン、レイトレーシングユニットなど)の基本設計は既に完了しており、開発は物理的なチップ製造前の検証フェーズである**『Pre-Silicon Validation』段階に進んでいることが示されています。さらに、この経歴には『ディスクリートGPU』と明記されていることから、この開発中のチップはArc Cシリーズ**(仮称)として、現行のArc Bシリーズの後継製品となる可能性が高いと考えられます。
開発の進捗を示す情報としては他にも、別の従業員のプロフィールに『Celestial向けの低レベルソフトウェア開発』に携わったとの記述が見られます。これは、Intelが既にOEMメーカーやAIBパートナーに対して、検証用の開発環境やツールの提供を開始している可能性を示唆しており、開発が着実に進められている様子をうかがわせます。
このPre-Silicon Validationのの次の開発フェーズは、設計データを製造ファウンドリに渡す、テープアウトとなり、これが量産に向けた大きな節目となります。現時点でArc Celestialに関する公式なロードマップは明らかにされていませんが、開発がこの段階まで進んでいることを考慮すると、2026年中には何らかの形で最初の製品が市場に登場する可能性は高いと言えそうです。
Haze | X (Twitter)
コメント
コメント一覧 (1件)
期待はしたいが、Intelの場合、ラインナップには登場してるのに市場に出て来なかった製品とかあるから、製品が出るまでは様子見ですね。