Intel Arc Battlemage B770 の生産準備が行われている可能性。輸出入記録から判明

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Intel Arc Battlemage B770 の生産準備が行われている可能性。輸出入記録から判明

Intelは2024年、第2世代ディスクリートGPU『Arc Battlemage』シリーズとして、ミドルレンジモデル『Arc B580』を2024年末頃に、下位モデル『Arc B570』を2025年初頭に発売しました。これらのモデルはミドルレンジ帯で、主にNVIDIAのGeForce RTX 4060やAMDのRadeon RX 7600 XTなどと競合する製品であり、その性能や10GB/12GBというVRAM容量から、比較的好意的な評価も得ています。

ただ、現状のラインアップはミドルレンジだけと極めて限られていることからより性能を高めたArc B770など上位モデルの投入も期待されていますが、Intelの経営戦略変更などを背景に、その開発が中止されたのではないかと言うリークが2024年後半から広まっていました。

しかし、どうやらIntelはアッパーミドルレンジモデルのArc B770について再び開発を再開した可能性がここ最近登場し始めており、輸出入記録において未発表の上位GPUダイと見られるBMG-G31がグラフィックカードの組み立てなどを行うベトナムのIntel施設へと送られていたことが確認されたというのです。

Haze氏が発見したIntelのBattlemage関連の輸出入記録によると、Intelは3月下旬に上位モデル向けGPUとして開発されたBMG-G31 ダイをIntel ベトナムへ出荷しているとのことです。また、このIntel ベトナムはArc A770やB580などのリファレンスモデルにあたるLimited Editionを製造している工場で、この情報が正しければIntelはArc B770 Limited Editionなど上位モデルのリファレンスモデルの生産に着手している可能性があるようです。

Arc B770を巡っては、輸出入記録ベースの情報でもここ最近BMG-G31と言うGPUのやり取りが増えてきていることからIntel内部でも何かしらの動きがあると考えられています。また、リーカーのRaichu氏もBattlemage B770について開発中止になっておらず、近いうちに何かしらの動きがあることを示唆していることから、もしかしたらComputex 2025などでArc Battlemageシリーズに関して何かしらの最新情報が登場するかもしれません。

Battlemage B770のスペックは現時点で詳細は明らかになっていませんが、少なくとも搭載されるGPUはBMG-G31と呼ばれる32コアのEUを搭載したGPUになると考えられ、バス幅も先代のAlchemistと同様に256-bitとなると考えられているため、VRAM容量は16GBになると考えられています。性能面ではArc B770はGeForce RTX 5060とRTX 5060 Tiの間ぐらいの性能になると考えられ、適切な価格で発売されれば非常に魅力的なグラフィックカードになると考えられており、今後の動向に期待が集まります。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ミドルハイよりはミドル寄りかな?たぶん安いだろうし期待

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