SK Hynix製 GDDR7のOC耐性も同等? 34 Gbps動作も可能でRTX 5070 Ti の性能が7%向上
NVIDIAはGeForce RTX 5000シリーズでは発売当初は搭載するGDDR7はすべてサムスン製のものを搭載していましたが、4月以降は新たにSK Hynix製のGDDR7も供給されはじめており、実際にRTX 5070に搭載されていることも明らかになっています。ただ、この2つのGDDR7について定格で動作するスペックはそれぞれ同じですが、OC耐性で差があるのではないかと言われていましたが、中国のハードウェア関連の掲示板、Chiphellにてサムスン製に対してSK Hynix製のOC耐性も同等であることが明らかにしています。

SK Hynix製のGDDR7はGeForce RTX 5070から搭載され始めると見られていましたが、RTX 5070 Tiも同じタイミングでSK Hynix製GDDR7を搭載し始めているようで、ChiphellではこのRTX 5070 Tiが用いてSK Hynix製GDDR7のオーバークロック耐性が検証されています。そして、その検証によると、SK Hynix製GDDR7を搭載したRTX 5070 Tiは定格はサムスン製と同じ28Gbps動作で動いているため、デフォルト状態での性能には違いが一切ないことが確定しています。また、期待されていたオーバークロックに関してもMSI Afterburnerなどを使う場合は最大値である34 Gbpsと定格に対して21%まで高速化が可能だったとのことです。

このGDDR7を34Gbpsにオーバークロックした結果は、3DMark TimeSpyではデフォルト状態では28460ポイントほどでしたが、34Gbps動作の場合は30426ポイントを記録しており、これはデフォルト状態に対して7%のスコア向上になります。
サムスン製とSK Hynix製のGDDR7の間にはOC耐性など何かしらの違いがあることが期待されていましたが、この検証によるとその差はないも同然で今後SK Hynixを搭載するGeForce RTX 5000シリーズも増えると考えられますが、どちらのGDDR7でも差がないため特に購入時に気にする必要はないと言え、これからRTX 5000シリーズの購入を検討している人も心配する必要がないと言えます。
[显卡] 我来给GDDR7海力士显存来正名下 | Chiphell
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