NVIDIAが GeForce RTX 5060 Ti 8GB と RTX 5060 を隠し子扱い。 8GBでは性能不足のため？

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NVIDIAが GeForce RTX 5060 Ti 8GB と RTX 5060 を隠し子扱い。 8GBでは性能不足のため？

NVIDIAは2025年4月15日にGeForce RTX 5000シリーズのミドルレンジモデルにあたるGeForce RTX 5060 Ti 16GBと8GBモデルならびにRTX 5060の合計3モデルを発表し、上位モデルのRTX 5060 Tiは16GBと8GBモデル共に4月16日に発売されました。

しかし、発売されたと言っても実際の出荷はRTX 5060 Ti 16GB版のみ行われたほか、レビューアー向けのサンプルも16GB版のみ出荷されており、8GB版はレビューアー向けには一切出荷されないなどNVIDIAはあまりにも不可解な動きを見せていますが、どうやらNVIDIAはRTX 5060 Ti 8GB版ならびにRTX 5060についてVRAMを8GBしか持たないことによる性能不足を懸念して意図的にメディアへの露出度を減らすことを狙っている可能性が浮上してきています。

Now, while the launch is claimed to be the same day for the two variants, Nvidia is only sampling the 16 GB card for reviews, so that is what will be covered on launch day. But it goes beyond that because we’ve been told that AIBs will not be supplying the 8 GB card for reviews and, in fact, cannot supply the 8 GB card for reviews. Despite Nvidia giving us permission to source 8 GB models for day one reviews, board partners told us they were unable to send us a graphics card in some cases because they weren’t ready, but in other cases because Nvidia had explicitly prevented them from doing so.
Hardware Unboxed

オーストラリアのテック系YoutuberのHardware Unboxedによると、RTX 5060 Tiは16GB版も8GB版も両方とも同じ発売日に設定されていたものの、NVIDIAは16GB版のみ出荷することを明らかにしてきたとのことです。また、NVIDIAはAIB経由で8GB版などを入手することが出来るとレビューアーなどには説明したようですが、AIBからはNVIDIAから8GB版のサンプル品は出荷しないように言われているとのことで、この8GB版については製品の評価が決まる発売日前のレビュー解禁日には登場しないように調整したことが疑われています。

また、2025年5月に発売が予定されているGeForce RTX 5060では8GB版しか用意されませんが、NVIDIAはこのモデルについてはレビューアー向けにサンプル品を出荷することもないほか、レビュー解禁日をRTX 5060 Tiと同じ日に設定するなど実質的に解禁日が無い状態にしているとのことです。

通常、グラフィクスカードなどの発売日前に公開されるレビューは一斉解禁日が設定されており、これにより発売日前など重要な期間にメディアへの露出度を増やし、ユーザーへ新製品の宣伝が可能になるのですが、RTX 5060 Ti 8GBやRTX 5060ではこのレビューアーを通じたメディア露出を可能な限り防ぐ姿勢が見られますが、この原因としてはこれら2モデルに関してはVRAMを8GBしか搭載しておらず、このVRAM容量が原因で一部タイトルは動かなかったり、パフォーマンスの大幅低下を恐れている可能性があるようです。

GeForce RTX 5060 Ti 8GB のゲーミング性能が判明。16GB版から性能半減の場合も

実際に、リークされたゲーミング性能などのベンチマークではRTX 5060 Ti 16GB版に対して大幅な性能低下が見られるケースがあるなどRTX 5060 Ti 8GB版が発売日にレビューされていた場合、批判を浴びることは必須と言えるような状況であり、これはRTX 5060でも同じことが言えるため、NVIDIAでは極力この2モデルに関してはメディアへの露出を減らす方向でマーケティングを行おうとしていると考えられます。