Windows 11 でカレンダー画面に時計表示する機能の復活を検討中
MicrosoftのWindows 11はWindows 10の後継OSではあるものの、一部機能がなぜかWindows 11で削除されるなどWindows 10から乗り換えたユーザーが不満に思う点もあり、その1つがカレンダー内に表示される時計表示の『カレンダーフライアウト』です。
Windows 10では、タスクバー右下の日付と時刻をクリックすると、カレンダーとともに秒数まで表示された時計が表示される仕様でした。しかしWindows 11ではこの機能が廃止され、カレンダーのみの表示になっています。Windows 11でもタスクバーの時計に秒数表示を追加することは可能ですが、それ以外に秒単位での時刻確認を行うことは困難な状態でした。
しかし今回、Microsoftは最新のWindows 11プレビュービルドにおいて、カレンダーフライアウトに時計表示を再び追加する検討を進めていることが明らかになりました。
You will soon be able to have a clock in Windows 11's notification center like you could in 10, the latest preview builds include a string for the option: "Show time in Notification Center"
— phantomofearth 🌳 (@phantomofearth) April 11, 2025
Windowsの新機能をデータマイニングしていることで知られるリーカー、Phantomofearth氏によると、Windows 11の最新プレビュービルド26100.3902にて通知センター内に時計表示を追加するオプションが存在することが確認されました。これがWindows 10時代に存在したカレンダーフライアウトの時計表示機能の復活を示唆している可能性があります。
現在のWindows 11では、タスクバーから開くカレンダーフライアウトには、日付とシンプルな月間カレンダーが表示されるのみです。Windows 10にあったような、予定の直接表示、新規イベントの即時追加、そして秒数を含めた時間の表示といった機能は省略されています。この仕様はWindows 11のリリース当初から変更がなく、ユーザーからの不満点の一つとなっていましたが、今回、ようやく改善の兆しが見えてきたと言えそうです。
Microsoftではこのカレンダーフライアウトへの時計表示の復活だけではなく、まもなくWindows 11導入時に刷新されたスタートメニューについても大規模なリニューアルを計画しており、『おすすめ』などを完全非表示できるオプションを提供するなどユーザーからの不満が高い部分の修正に取り組む姿勢を見せ始めていますが、今後もユーザーの声を反映した改善が続けられるのか注目が集まりそうです。
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