Intelのビジネスユース向け製品となるIntel vProですが、その将来ロードマップがリークとして出現しました。ロードマップ上にはAlder Lakeの存在も確認でき、2022年初旬登場が予定されています。
vProに関する2021年以降のロードマップがリーク
Intel vPro roadmap lists Alder Lake mobile and desktop series arriving in Q1 2022 – VideoCardz.com
IntelのvProに関する2021年以降のロードマップがVideocardzに匿名で提供されたようです。
提供されたロードマップは2021年1月時点のものと見られていますが、IntelがvProについてどのように計画しているかが確認できます。
Alder Lake-SとAlder Lake-Pは2022年初旬に登場予定
スライドには、2022年Q1にAlder Lake-S vProおよびAlder Lake-P vProをリリースする予定であると記載されています。Alder Lake-S vProについては、コンシューマー向けと同じく高性能コア(P-Core)と高効率コア(E-Core)をそれぞれ最大8コア、合計16コアとなる事が記載されています。
一方で、モバイル向けとなるAlder Lake-P vProについては過去にリークされたモバイル向けAlder Lake-Pの資料通り最大14コアとなっており、内訳としてはP-Coreが6コア、E-Coreが8コアとなる見込みでより電力効率を高める構成となっています。
モバイル版Alder Lakeのラインアップ資料が出現。最大55Wモデル登場へ
Alder Lakeへの最適化はWindows 10でもサポートされる可能性
Videocardzでは更にWindows 10のサポートに関する資料も入手しています。
この資料はWindows 11が登場する前からの資料となっていますが、Windows 10 20H2からAlder Lakeに最適化したWindowsが提供されるとされています。ただ、最新のリークによるとAlder Lakeをフルに活用するにはWindows 11が必須と言われており、このスライドの情報は古いという可能性もありそうです。
Alder Lake-SのQS品が登場。最大5.3GHzでCinebenchスコアも判明
vProについては、主に法人向けCPUとなっており、一般コンシューマー向けに対してセキュリティー機能やリモート機能などが強化された製品となっています。もし会社で支給されるPCがあれば、大体はこのvProが導入されています。
Windows 10へのAlder Lake最適化に関しては、流動的と言えそうです。Windows 11の発売時期について明確には分かっていませんが、もしAlder Lakeより数か月遅いとなるとWindows 10でも最適化がされる可能性はあります。一方で、ほとんど同時発売であればWindows 11への乗り換えを促すためWindows 10ではAlder Lakeへの最適化はされないという可能性も考えられますのでどっちに転ぶか分かりません。
コメント