QS品が既に出現ししているIntel Alder Lake-S CPUですが、Core i9-12900K、Core i7-12700K、Core i5-12600Kの一部仕様が判明しました。
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Intel 第12世代Core CPU『Alder Lake-S』最新情報まとめ
Alder Lake-SのKシリーズCPUの一部仕様が判明
Alder Lake-Sについては、QS品が出現した事によってリーク情報などが増えてきていますが今回はCore i9-12900KやCore i7-12700K、Core i5-12600Kなどオーバークロックが可能なKシリーズCPUのコア数や動作クロックやキャッシュ容量、PL1/2の情報など一部仕様が出現しました。
この仕様はQS品に基づいているため、何も不具合がなければこれが最終仕様として量産版には反映されると見られています。
フラッグシップモデル:Core i9-12900K
知乎に掲載されているAlder Lake-Sの情報ではコア数はP-CoreとE-Coreに分けられておりP-coreがGolden Coveアーキテクチャを採用した高性能コア、E-CoreがGracemontアーキテクチャを採用した高効率コアとなっています。
フラッグシップモデルとなるCore i9-12900KについてはP-Core、E-Core共に8コア搭載しています。
動作クロックはP-Coreが1~2コア動作時には最大5.3GHz、8コア動作時には最大5.0GHz、E-Coreは1~4コア動作時に3.9GHz、8コア動作時には3.7GHzで動作するとの事です。キャッシュ容量についてはL3キャッシュを30MB搭載しており現行のCore i9-11900Kの16MBに比べて大きく増えています。TDPについては、PL1は125W、PL2は228Wとなっており過去に出現したES品のリーク情報から変更はないようです。
Alder Lake-S ES品の仕様が出現。16C/24TでTDPは最大228W
ハイエンドモデル:Core i7-12700K
Core i7-12700Kはハイエンドに分類されるモデルで、P-Coreが8コア、E-Coreが4コア搭載されています。
動作クロックはP-Coreが1~2コア動作時には最大5.0GHz、8コア動作時には最大4.7GHz、E-Coreは1~2コア動作時に3.8GHz、4コア動作時には3.6GHzで動作するという事でCore i9-12900Kに対してP-Coreは300MHz、E-Coreは100MHz下げられた値となっています。キャッシュ容量についてはL3キャッシュが25MBとなっています。
また、TDPについてはCore i9-12900Kと変わらずPL1は125W、PL2は228Wとなっています。
ミドルレンジモデル:Core i5-12600K
Core i5-12600Kはミドルレンジに分類されるモデルで、P-Coreが6コア、E-Coreが4コア搭載されています。
動作クロックはP-Coreが1~2コア動作時には最大4.9GHz、6コア動作時には最大4.5GHz、E-Coreは1~2コア動作時に3.6GHz、4コア動作時には3.4GHzで動作するという事でCore i7-12900Kに対してP-Coreは100~200MHz、E-Coreは200MHz下げられた値となっています。キャッシュ容量についてはL3キャッシュが20MBとなっており、Core i9、Core i7、Core i5とレンジが1つ下がるごとにL3キャッシュが5MBの減るようです。
TDPについてはCore i5-12600KもCore i9-12900Kと変わらずPL1は125W、PL2は228Wとなっています。
現時点での仕様一覧表
CPUモデル | P-Core数 | E-Core数 | コア数/スレッド数 | P-Core ベース / ブースト | E-Core ベース / ブースト | L3キャッシュ | TDP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Intel Core i9-12900K | 8 | 8 | 16 / 24 P-Core 8 /16 E-Core 8 /8 |
ベース不明/ 5.3 GHz (1-2 Core) 5.0 GHz (All Core) |
ベース不明/ 3.9 GHz (1-4 Core) 3.7 GHz (All Core) |
30 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) |
Intel Core i7-12700K | 8 | 4 |
12 / 20 |
ベース不明 5.0 GHz (1-2 Core) 4.7 GHz (All Core) |
ベース不明/ 3.8 GHz (1-4 Core) 3.6 GHz (All Core) |
25 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) |
Intel Core i5-12600K | 6 | 4 |
10 / 16 |
ベース不明/ 4.9 GHz (1-2 Core) 4.5 GHz (All Core) |
ベース不明/ 3.6 GHz (1-4 Core) 3.4 GHz (All Core) |
20 MB | 125W (PL1) 228W (PL2) |
いよいよQS品の仕様も出現してきており、近いうちにGeekbenchなどパフォーマンス関連のリークも判明するものと思われます。動作クロックについては10nm Super-Finや異種混合コアと言う新しい技術を盛りだくさん採用していますが、P-Core側では高クロックでの動作が実現できています。一方でE-Coreでは高効率という事で動作クロックは抑え気味ですがそれでも低い値ではありません。P-Coreについては高いパフォーマンスが期待できますが、E-Coreがどれほどのパフォーマンスを発揮できるのか気になる所です。
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