GeForce RTX 5080 利用でコネクターが溶ける不具合発生。海外Youtuberが再び調査へ

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GeForce RTX 5080 利用でコネクターが溶ける不具合発生。海外Youtuberが再び調査へ

NVIDIAが2025年1月30日に発売したGeForce RTX 5090は入手難易度が非常に高く、1000倍を超える抽選倍率という極めて少ない出荷台数が記録されていますが、運よく入手できたユーザーから最新ドライバー導入後に文鎮化すると言った不具合のほか、最近は12V-2×6コネクターが溶けるという致命的な不具合が報告され始めています。

このRTX 5090の電源コネクターに関する不具合はそもそも出荷台数が少なすぎてユーザーの過失だけが原因なのか、設計にも原因があるのか定かではありませんが、少なくとも575Wという大量の電力を求めることからほかのグラフィックカードよりコネクターの溶損などの不具合は発生しやすいのではないかと思われていました。しかし、同時に発売され、消費電力が360Wと低めのGeForce RTX 5080においても12V-2×6コネクターが溶けたというユーザーが存在することが明らかになりました。

Redditに2月12日に投稿された内容によると、ASUS GeForce RTX 5080 AstroとASUS Loki 1000W 電源ユニットを組み合わせた構成で投稿者のAmbitious_Ladder1320氏は運用していたとのことですが、ある日ASUS製GPUに付属されているGPU Tweak IIIのPower Detector+から電源コネクターが適切に刺さっていないという警告表示が出てきたとのことです。そのため、ユーザーは一度電源を切り、12V-2×6コネクターが奥まで差し込まれていることを確認したものの刺しなおしたとのことです。

この後、PCは警告なしに起動したものの、画面解像度とリフレッシュレートが大幅に下がった設定になっており、GPUがPCIe Gen 3モードで動作していたとのことです。そのため、改めて電源ケーブルを確認したところ、電源ユニット側の12V-2×6コネクターとケーブルコネクターが溶けていたとのことです。

幸い、このユーザーはGeForce RTX 5080側のコネクターは無傷な状態で、ダメージを受けたのは電源ユニット側だけだったとのことです。

この12V-2×6に関して溶けるという不具合は主にRTX 5090を中心に報告されていましたが、RTX 5080で報告されたのは初めての事例で、RTX 5090だけの不具合に留まらず、RTX 5000シリーズや12V-2×6コネクター自体に何かしらの不具合が疑われる事態になっています。

このRTX 5090やRTX 5080の不具合に関連してアメリカのテック系YoutuberのGamers Nexusは調査に乗り出しているようで、不具合を起こしたRTX 5080と電源ユニットを購入価格で買い取る意向を見せています。

GamersNexusは過去にRTX 4090の電源コネクターが溶けた不具合が発生した際にも同様に被害を受けたユーザーから不具合品を買い取り独自に調査し、最終的には差し込みにくい構造、そして差し込み不良が原因だったと明らかにしています。

ただ、NVIDIAはこの調査を受けてPCI-SIGと共に12V-2×6という差し込み不良によって溶ける不具合を防ぐ規格を新たに採用していますが、それでもこのように不具合が発生するとなると信頼性が依然として低いとしか言えず、特に火災に繋がるリスクもある事象のため抜本的な対策が求められると言えます。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (5件)

  • これ電源ユニットはATX3.0対応なので電源側コネクタが12vhpwrだと思うんですよね。

  • 5090のときも同じ電源ユニットだったらしいので、そこに目をつけてる声があがり始めたりしてますねぇ、、、どこが問題というより複数の要素が組み合わさってって感じなんでしょうか

  • 電源ラインの一つだけに集中して360Wが流れていたら笑えますね。

  • 12VHPWRケーブルと12V 2×6を一緒かのように説明してるのはどうかと思う

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