ZOTACがTDP 600Wの GeForce RTX 5090 を発売へ。GDDR7も30Gbpsに高速化

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ZOTACがTDP 600Wの GeForce RTX 5090 を発売へ。GDDR7も30Gbpsに高速化

NVIDIAがCES 2025で発表したGeForce RTX 5000シリーズの最上位モデルにあたるGeForce RTX 5090では21,760コアのCUDAコアに加え、512-bitバスで接続される28 Gbps動作のGDDR7を合計32GB搭載するモンスタースペックであることが明らかになり、その高いスペックから消費電力は先代のRTX 4090の450Wを大きく上回る575Wに設定されています。しかし、ZOTACが発売するGeForce RTX 5090のOCモデルについてはNVIDIA公称値である575Wを超え、RTX 5090に備わる電源コネクターである12V-2×6の最大出力である600Wに達するモデルが存在することが明らかになりました。

ZOTACでGeForce RTX 5090のカスタムモデルは合計3モデルラインアップされており、3モデルのうち、1モデルは定格モデル、1モデルはGPUとメモリをOCしたモデル、そして1モデルはGPUを最大限OCしたモデルになっていますが、今回注目なのがGPUを最大限OCした「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 AMP Extreme INFINITY」と呼ばれるモデルです。

GeForce RTX 5090はGPUのブーストクロックは2407 MHzに設定されており、Founders Editionなどもこの設定値が用いられています。これによりTDPは575Wの範囲に収まるようになっていますが、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 AMP Extreme INFINITY」ではGPUクロックが2467 MHzと60 MHzほどOCされた状態に設定されており、これによりTDPが600Wに達するようです。

GeForce RTX 4090でもOCを行えば600Wにまで振ることはできましたが、メーカー出荷時点で600Wに達するグラフィックスカードはおそらく世界初になると見られています。

このほかにZOTACではGPUとメモリーの両方をオーバークロックしたモデルである「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 OC Solid」も準備しており、このモデルではGPUクロックが定格から15MHzと僅かながらOCされている一方で、GDDR7が28Gbpsから30Gbpsへ高速化されています。これにより帯域幅は定格の1.8 TB/sから1.9 TB/sに向上するなど、帯域幅が重要となるAI開発を行うユーザーには最適なモデルになると言えそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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