Intel Wildcat Lakeの荷物目録が登場。Alder Lake-Nの後継CPU?
Intelが2023年に発売したIntel NシリーズCPUではAlder Lakeに搭載されているE-CoreのGracemontを採用することで、低価格、低消費電力でありながらオフィス用途で使うには十分な性能を持つCPUとしては十分な性能を実現し、ミニPCから廉価なノートPCなどに搭載されています。ただ、そんなIntel Nシリーズについては2023年に発売されたモデル以降、新モデルの発売が行われていませんがIntelは2025年以降に発売するPanther Lakeと同じアーキテクチャを流用したIntel Nシリーズの開発を取り組んでいるようで、その名称やチップサイズ、そして一部構成に関する情報が荷物目録から明らかになりました。
Intel WILDCAT LAKE Socket Founded!
— X86 is dead&back (@x86deadandback) December 18, 2024
BGA 1516 = 35mm*25mm: pic.twitter.com/sw7t02JCpj
x86 is dead&back氏が見つけた荷物目録によると、Wildcat LakeはBGA1516と呼ばれるボールグリッドアレイが用いられるとのことで、サイズは35mm x 25mmとなっています。Intel N100ではBGA1264となっているため、アレイ数は増えていますがチップサイズは同じ35mm x 24mmであるためパッケージサイズが増えるといったことはなく、N100などが積極的に採用されるミニPCや廉価ノートPCを想定したモデルであると言えます。
Bilibiliで活動する金猪升级包氏によると、Wildcat Lakeはポジション的には廉価版モデルとして投入されているRaptor Lake Refresh U (Core 200U)やAlder Lake-NやTwin Lake-Nの両方を置き換えるCPUになる予定であるため、発売される際にはCore 300シリーズとしてラインアップされそうです。また、CPUアーキテクチャについてPanther Lakeを踏襲した仕様になるほか、Alder Lake-NのようにE-Coreのみで構成されず、Lunar Lakeと似たP-CoreとLPE-Coreで構成されるとされています。そのため、P-CoreにはCougar Cove、LPE-CoreにはDarkmontコアを含み、2P+4LPEになると噂されています。また、Panther Lake世代ということで、Intel 18Aプロセスを用いると考えられます。
このWildcat Lakeは2026年ごろに登場すると予想されており、P-Coreも含まれるため登場すればミニPCや廉価ノートPC、NASサーバーなどを中心に大幅な性能向上が予想されるなど、期待度の高いCPUになると言えるほか廉価モデルとしてダイサイズが小さく、数も出ることが予想されるため、Intel 18Aプロセスの稼働率や収益率向上にも繋がると言えそうです。
X86 is dead&back | X (Twitter)
https://twitter.com/x86deadandback/status/1869428945420202447
Intel is expected to launch Wildcat Lake processors by the end of 2026, which are expected to be single-channel | iMedia
https://min.news/en/digital/0e59806843c41ca3a4cf091bcfc0e3b6.html
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