Micronの名作SSD「Crucial MX500」が生産終了
高い信頼性がありながら手頃なSATA SSDというとMicronが2018年に発売したCrucial MX500が挙げられ、512GB~4TBという幅広い容量ラインアップを持つことから世界各国で根強い人気があるモデルになっています。しかし、そんなCrucual MX500ですが、発売からすでに6年以上が経過していることから、Micronは同製品の生産を終了したことが明らかになりました。
MX500の生産終了についてはMicronがプレスリリースなどの発表は行っていません。しかし、RedditでMX500 4TBモデルの保証交換を申し込んだユーザーによると、Micronからすでに生産が終了しており、代替としてPCIe Gen 3対応のCrucial P3 4TB NVMe SSDか在庫として残っているMX500 2TBを2台用意するという内容が返ってきたとのことです。
ドイツのComputerBaseがこの件についてCrucialに確認したところ、Crucial MX500はラインアップ整理の一環で生産終了となったとのことで、後継機種などを近い内に発表することを予定しているとのことです。
この生産終了により日本でも近いうちにMX500の在庫がなくなってくることが予想されますが、MX500自体、人気が高いSSDであるため現時点では在庫は十分ある状態になっています。しかし、4TBや2TBなど価格が高めの大容量モデルほど元々の在庫量は少ないと考えられるため、もし大容量のMX500を検討している方は早めに購入したほうが良いと言えそうです。
なお、MX500の代替としてより安価なBX500をMicronはラインアップしていますが、このBX500はMX500に対してDRAMを搭載していないほか、TBWが低く、保証期間も5年から3年に短縮されているなどMX500に対して若干信頼性が低いモデルなっています。ただ、その分安く売られることも多いため用途によってはBX500でもカバーできると考えられます。
Nach 7 Jahren EOL: SATA-SSD-Liebling Crucial MX500 wird eingestellt | ComputerBase
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