デスクトップ向け Panther Lake-S は存在? メモリーコントローラなどはArrow Lake-Sと同じに
Intelが2024年10月に発売したデスクトップ向けArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズに関しては電力効率の向上は見られるものの、多くの消費者が望んでいたゲーミング性能の向上と言う観点では先代のRaptor Lake Refreshに対して劣る場面も多いことがレビューなどで明らかになっていました。そのため、Intelでは次世代CPUのPanther Lakeからゲーミング性能に大きく影響するメモリーコントローラのレイアウトなどを改善すると噂されていましたが、どうやらデスクトップ向けに関してはこの改善がほとんど施されない可能性があるようです。
Nope, PTL-S was reusing ARL-S layout. Only PTL-H, WCL and PTL-U had the layout change
— Bionic_Squash (@SquashBionic) December 8, 2024
IntelのPanther Lakeに関してはArrow Lake-SではCPUとは別チップレットに位置していたメモリコントローラーがCPU関係が納められたCompute Tileに再び統合されると噂されていました。そのため、ゲーミング性能に関しては有利に働くと期待されていましたが、このメモリーコントローラーをCompute Tileに統合するのはノートPC向けのPanther Lake-H/UおよびWildcat Lakeのみで、デスクトップ向けはArrow Lake-Sから流用される見通しであることが明らかかになっています。
Panther Lakeに関してはデスクトップ向けの投入が明確ではありませんが、このようにリークが出るということは何かしら開発が進められている可能性があります。ただ、上述の情報が正しい場合、Panther Lake-Sが投入されてもゲーミング性能におけるボトルネックとも指摘されているメモリーコントローラーやレイアウトがArrow Lake-Sから流用されるとなればあまり性能面で変わらないと考えられるため、Nova Lakeなどが登場する2026年ごろまでIntel製CPUのゲーミング性能に関してはAMD製CPUに対して大きく劣るという状況が続きそうです。
Bionic_Squash | X (Twitter)
コメント