Radeon RX 8000 は現行と同じ名称? RX 8800 と RX 8600 がAMD ROCmライブラリに登場。

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Radeon RX 8000は現行と同じ名称? RX 8800 と RX 8600 がAMD ROCmライブラリに登場。

AMDは2025年1月に開催されるCES 2025でRDNA4アーキテクチャーを搭載する次世代グラフィックカードのRadeon RX 8000シリーズを発表し、まもなく発売すると言われています。ただし、このRX 8000シリーズの各モデル名については、高性能APUであるRyzen AI MAXシリーズに搭載されるRadeonがRadeon 8060SなどNVIDIAのモデル名を模倣した形に変更されると言われており、デスクトップ向けRadeon 8000シリーズも同様の名称が用いられる可能性がありました。しかし、AMDがGitHubに登録したROCmライブラリに記載された情報によると、デスクトップ向けRadeonに関しては今まで通りのモデル名が用いられる可能性が高まっています。

ROCmに登録されたのは2つのRadeon RX 8000シリーズで、RX 8600とRX 8800の2つの名称が新たに追加されていることが発見されています。このRX 8600やRX 8800などRX 8000シリーズがAMD公式ライブラリに追加されたのは今回が初めてで、2025年1月の発表に向けて着実に準備が進められているとも言えそうです。

この名称については最終段階で変更される可能性が残っているため、最終的にRX 8060やRX 8080などになる可能性もまだあります。ただし、AMDでは名称を競合製品に合わせる戦略、例えばIntel Core Ultra 200シリーズに対抗するためにAMD Ryzen AI 300シリーズに改名するなどしていますが、デスクトップ向け製品ではRyzen 9000シリーズなど、名称を大きく変更していません。そのため、デスクトップ向けに関してはUDNA世代が登場するまでは名称を大きく変えない可能性が高いと言えそうです。

なお、今回ROCmに登録されているRX 8800はNavi 48と呼ばれる最上位GPUを搭載するモデルで、RX 8800 XTとRX 8800の2モデルが存在するかもしれません。性能はレイトレーシングやラスタライズ性能を含めてRTX 4080に迫る一方で、消費電力は280W程度と比較的低めに抑えられているほか、グラフィックカードのコストを決定づけるダイサイズも比較的小さくなっているため、コストパフォーマンスに期待が寄せられるグラフィックカードとなっています。

RX 8600についてはNavi 44と呼ばれる下位GPUを搭載しますが、性能はRTX 4060 Tiを超える一方で、ダイサイズは130mm²と非常に小さくなっているため大幅なコスト低減が見込まれており、価格に関しても非常に高い競争力が期待できると言えそうです。

このRadeon RX 8000シリーズについては2024年12月から生産が開始される見込みで、2025年1月に開催されるCES 2025で正式発表されたのち、2月から3月あたりに発売されると見られています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 名前は正直どうでもいいかなと思ったけど、名称システムの違いは新規参入勢には優しくないか。
    統一してくれた方がみんな取っ付きやすいよね。

  • RX 8060やRX 8080かぁ、なんだかその後のGPUの流れを変えるような気がする名前だなぁ。
    現状のGPU業界はNvidiaの寡占状態なのでAMDにはぜひとも頑張ってほしい。

  • 8060とかはStrixHaloのiGPUの名称と被りそうだし、使わないかなと思うけどどうだろ

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