GeForce RTX 5000 シリーズのGDDR7はサムスン製を採用へ
NVIDIAが2025年1月以降に発売を予定しているGeForce RTX 5000シリーズでは最大22Gbpsで動作するGDDR6Xから最大32Gbps動作のGDDR7に変更予定で、これにより少ないバス幅でも広い帯域幅、そして性能向上が期待されていますが、NVIDIAはGeForce RTX 5000シリーズに採用するGDDR7としてサムスン製GDDR7を搭載する方針で固めたことが明らかになりました。
NVIDIAのグラフィックカードではRTX 3000シリーズよりMicron製のGDDR6Xを採用しており、サムスン製メモリーはGDDR6にのみ採用されていました。しかし、韓国メディアによるとデスクトップ向けGeForce RTX 5000シリーズに採用されるGDDR7はすべてサムスン製とするとのことで、特にメモリとの互換性や品質面でNVIDIAの基準に適合するかの検証がMicronやSK Hynixに先んじて完了しているため、採用される方向で進んでいるようです。
サムスンではAI向けGPUなどに採用されるHBM3について、NVIDIA製GPUへの採用を目論んでいたものの、品質基準を度々クリアできず苦しんでいました。しかし、この失敗を教訓にGDDR7では早期に品質基準をクリアできたようです。
ただし、サムスン製GDDR7の搭載が確定しているのはデスクトップ向けのみで、ノートPC向けについてはサムスンのほかにMicronやSK Hynixなども採用される可能性があるほか、GDDR7の製造難易度はあまり高くないことから今後、コスト削減のためにMicronやSK Hynix製も投入される可能性があるようですが、サムスンとしてはHBMでは市場に後れを取る一方で、GDDR7で市場を獲得できたということでこのリードを維持できるのか市場展開が注目されます。
[단독] 삼성 ‘GDDR7’, 엔비디아 차세대 메모리로 선택돼… “시장 선점했다” | 녹색경제신문
コメント
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コストのためにもサムスンには頑張ってもらわないとね