Arrow Lake-S世代 Core Ultra 200S 無印版の価格やラインアップが判明。
Intelは2024年10月24日にデスクトップ向けCPUであるArrow Lake-S世代のCore Ultra 200Sシリーズを発売しましたが、この時に登場したモデルはすべてオーバークロックが可能なハイエンドモデルを中心としたラインアップとなっていました。そのため、Intelはエントリーモデルからミドルレンジを中心とした通称「無印モデル」のラインアップを2025年1月を目処に拡大すると言われていますが、今回新たに追加されるCore Ultra 200Sラインアップの価格情報がカナダの量販店に掲載されていることが発見され、同ラインアップの大まかな価格情報が明らかになりました。
Core Ultra 200Sの無印モデルはまだ確定していないものの、PCCanadaが過去にCore Ultra 200Sシリーズの正式発表前に掲載していた価格は正式発表時に対して±$20程度の誤差があったことから、今回の価格も大きく外れることはないと考えられます。ただし、Core Ultra 7 265の価格がCore Ultra 7 265Kを上回っているなど不可解な価格設定もあるため、正式発表時にはここで掲載されている価格よりもう少し値下げされる可能性は高そうです。
CPU | 価格(CAD) | 予想販売価格(日本円) |
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参考 Core Ultra 9 285K | $856.99 | 115,800円 |
Core Ultra 9 285 | $845.99 | 112,800円 |
参考 Core Ultra 7 265K | $578.99 | 78,800円 |
Core Ultra 7 265 | $585.99 | 76,800円 |
Core Ultra 7 265F | $561.99 | 73,800円 |
参考 Core Ultra 5 245K | $458.99 | 59,800円 |
Core Ultra 5 225 | $367.99 | 48,800円 |
Core Ultra 5 225F | $343.99 | 44,800円 |
日本での販売価格はカナダドルからの換算値のため予測になりますが、Core Ultra 9 285は11万円を超えると考えられ、Core i9-14900の発売時価格に対して1万円程度値上げ、Core Ultra 7 265もCore i7-14700に対して5,000円値上がりするなど、為替レートによる値上がりが予測されそうです。また、ミドルレンジモデルとして今でも根強い人気があるCore i5-14400の後継はCore Ultra 5 225が担うと考えられますが、こちらもカナダドルから換算すると7,000円程度高くなると予想されます。
Core Ultra 200Sシリーズについては、先行発売されているオーバークロック可能なモデルは性能があまり高いとは言えず、レビューも評価が芳しくありませんでした。そのため、Intelは2024年12月に性能を改善するパッチを投入することを約束していますが、Core Ultra 200S 無印モデルはこれらの性能改善パッチが適用された後に発売されるため、ここで悪かったレビュー結果を覆せるのか、また高いコストパフォーマンスで人気だった先代のRaptor LakeやRaptor Lake Refreshの後継として販売を伸ばせるのか注目が集まります。
Core Ultra 200S | PC Canada
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