4.57 GHz動作のSnapdragon 8 Elite搭載スマホが登場予定。Redmagic 10 Ultraの可能性
Qualcommは次世代フラッグシップスマートフォン向けにSnapdragon 8 Eliteを発表し、Snapdragon X Eliteなどで搭載されているOryon CPUを採用しています。これらを最大4.37 GHzで動作させることで、先代のSnapdragon 8 Gen 3に対してシングル・マルチコア共に45%ほど性能が向上し、電力効率も44%向上することを明らかにしています。
そんなSnapdragon 8 Eliteですが、発表会のデモ機として展示されていた端末では、定格の4.37 GHzを大きく上回る4.57 GHzで動作するモデルがなぜか用意されており、そこでGeekbench 6ベンチマークのシングルコアでは3407ポイント、マルチコアは10875ポイントを記録し、iPhone 16 Proシリーズに内蔵されているApple A18 Proと同等以上のスコアを記録しています。ただし、このデモ機についてはApple A18 Proを超えることをアピールするために用意された特別モデルであると見られていますが、Weiboで活動するリーカーの数码闲聊站氏によると、実際に4.57 GHzで動作するSnapdragon 8 Eliteを搭載するスマートフォンの発売が計画されているようです。
数码闲聊站氏は過去にゲーミングに特化したスマートフォンであるREDMAGICの最新鋭モデルであるREDMAGIC 10が開発中であることを明らかにしていますが、このREDMAGIC 10ではUltraモデルが存在するようで、これらは2コアが最大4.57 GHzで動作するSnapdragon 8 Eliteを搭載する予定です。
このモデルでは、過去のREDMAGICシリーズと同様に冷却用ファンを内蔵しており、画面サイズは7インチに達する見込みです。このファン内蔵と7インチという大型サイズにより、4.57 GHzでの動作でも適切なパフォーマンスを発揮することが可能になるようです。
なお、REDMAGICシリーズの最新鋭モデルであるREDMAGIC 9S Proは日本では122,800円が最安値になっていますが、Snapdragon 8 Eliteのチップセット価格が上昇する見込みであるほか、画面サイズも大型化するため、現行モデルを超える価格になることが確実と見られています。ただし、iPhoneをはじめとする多くのスマートフォンの価格が値上がりしている中で、価格は高めですが、コストパフォーマンスは高い可能性があります。
数码闲聊站 | Weibo
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