MicrosoftがCopilotを Windows Intelligence にリブランドして展開する可能性
Microsoftでは、Windows 11やOfficeなどさまざまなプラットフォームにAI機能としてCopilotを導入し、AI事業を次なる収益の柱に据えています。特に最近では、キーボードに備え付けられているWindowsキーの代わりにCopilotキーを追加したり、Windows 11 24H2でCopilot+としてNPUを搭載するPCにさまざまなAI機能を投入するなど、攻勢を強めています。
しかし、2024年10月17日に公開されたWindows Insider Preview Build 27729のファイルにて、Microsoftが新たに「Windows Intelligence」という名称でAI機能を計画している可能性が浮上しています。
Windows Insider Previewの解析を行っているTero Alhonen氏が発見した情報によると、AppPrivacy.admlと呼ばれる管理者向けプロファイル設定ファイルに「Windows Intelligenceのためにアプリのアクセスを許可する」という設定があり、「Windows Intelligence」という名称が近い将来に採用される可能性が出てきています。
このWindows IntelligenceがCopilotとは異なる機能になるのか、単なるリブランディングなのかは不明ですが、Copilotに関してはMicrosoftが推している割には浸透しているとは言えない状態で、消費者がCopilotのためにPCを買い替えたりするまでブランドや利便性のアピールができていません。
また、Microsoft自身もCopilotを推しすぎたことを認めているほか、Copilotが単なるツール以上の「AIコンパニオン」として長期的で意味のある関係を築くものになるとも述べていることから、近い将来、MicrosoftのAI機能については大幅な変更が加えられる可能性が高く、その一環として「Windows Intelligence」というネーミングがどこかで登場するかもしれません。
teroalhonen | X (Twitter)
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