Snapdragon 8 Elite とDimensity 9400のAnTuTuスコアは同等に
Qualcommは2024年10月中にフラッグシップスマートフォン向けにSnapdragon 8 Elite(旧Snapdragon 8 Gen 4)を発表予定ですが、今回、このSnapdragon 8 Eliteを搭載するRealme GT 7 Proで計測されたAnTuTuベンチマークの結果がリークされ、性能が高いと言われていたDimensity 9400とほぼ同じスコアであることが明らかになりました。
Snapdragon 8 Eliteは、独自開発のOryonを異なる動作クロックで動作させた2P+6Eの合計8コアのチップセットとなっており、2コアはP-Coreとして4.32 GHzで動作し、6コアはE-Coreとして3.53 GHzで動作します。そんなSnapdragon 8 Eliteですが、AnTuTuベンチマークの結果は3,025,991ポイントを記録しています。
このスコアはApple A18 Pro搭載のiPhone 16 Proの1,651,728ポイントを83%上回っており、数日前に正式発表されたMediaTekのDimensity 9400搭載のVivo X200 Proで記録されている3,007,853ポイントを0.6%上回るスコアを記録していますが、誤差範囲と言え、同等性能と言えそうです。
今回のSnapdragon 8 EliteのAnTuTuスコアは内訳が明らかにされていませんが、先代のSnapdragon 8 Gen 3ではCPUが20%、GPUが40%程度を占める割合になっており、Dimensity 9400でも近いスコア内訳になっています。そのため、Snapdragon 8 EliteがSnapdragon 8 Gen 3と同じようなバランスの場合、CPUおよびGPU性能共にDimensity 9400に近い性能を持つことになるため、スマホでプレイするゲームなどの快適性については両者の間であまり違いが見られないかもしれません。
あとは電力効率面でどれだけ違いを出せるかですが、Snapdragon 8 Eliteの消費電力は比較的高いと言われているため、Dimensity 9400に対して電力効率面でどのような違いが出てくるのか、注目が集まります。
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コメント
コメント一覧 (1件)
既に予定価格は出ているがQualcommは価格で言えばIntelと同じ戦略を取っているので、MediaTekの価格に期待だな、MediaTek側の価格設定次第ではQualcomm側も対抗した価格を出してくるかもしれない。