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2024年末までに SSD価格 が 10% 程度下がる可能性。需要が減少に転じる

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2024年末までに SSD価格 が 10% 程度下がる可能性。需要が減少に転じる

DDR5に使われているDRAMやNVMe SSDに使われているNANDなどのフラッシュ系ストレージについては2023年ごろまでは価格が大きく下落し続けていました。しかし、サムスンやSK Hynixなどが減産に踏み切ると同時に、生成AIブーム到来によりDRAMはHBM需要拡大により価格が高騰、またNANDフラッシュは生成AI用のデータセンターやコンシューマー向けPCの需要回復により需要が拡大し、これら半導体の供給価格は2023年終わりから2024年中ごろまで右肩上がりでした。

しかし、この中でNANDフラッシュの供給価格について雲行きが怪しくなり始めているようで、市場調査会社のTrendForceによると2024年末にかけてNANDフラッシュを使うコンシューマー向けSSDやUFSなどは価格下落が予想されているとのことです。

TrendForceがまとめた2024年第3四半期(24Q3)から第4四半期(24Q4)の各NANDフラッシュ系製品の供給価格については、エンタープライズ向けSSDはデータセンター需要が堅調なことから24Q2に対して、24Q3では15~20%の価格高騰が見られ、24Q4では横ばいか5%の価格上昇がみられるようです。

しかし、コンシューマー向け製品では真逆の動きが予測されており、スマートフォンなどで使われているeMMC UFSは24Q3までは横ばい状態ですが、24Q4には8~13%の価格下落が見込まれています。eMMCやUFSはスマートフォンへ多用されており、年末にかけて新製品が続々と登場するため季節的には需要が拡大し価格が上がる傾向にあるのですが、スマートフォン価格高騰に伴い買い替えサイクルが伸びてきていること、また世界経済の状況が不安定であることが背景に、サプライヤーの多くが在庫の先行確保を避ける動きがあり、その結果、需要が下がり価格下落へと繋がるようです。

コンシューマー向けSSDに関しては24Q3までは3~8%の価格上昇が予想されていますが、そのあとは5~10%下落するなど、年末から年明けにかけて価格の下落が予想されているようです。特に年末は欧米ではブラックフライデーや新製品ラッシュ、中国では独身の日など需要が増える時期ではあるのですが、SSDやメモリーカード、USBドライブと言った製品の売行きは低迷しており、コンシューマー向けPCの需要もあまり高くなく、今後の経済状況次第では5~10%を超える価格低迷も考えられるようです。

日本では価格が下がり気味。今後さらに下がるかも?

日本で比較的人気が高いSATA SSDやNVMe SSDの価格を見てみると、2024年中ごろにかけて平均価格は上がるか横ばい傾向でしたが6~7月をピークに徐々に下がり始めています。これはNANDフラッシュ価格と言うより為替レートの影響も受けている可能性もありますが、NANDフラッシュ価格が下がるという予想が正しければ、年末や年始のセール時はSSDを買う絶好のタイミングになるかもしれません。

ソース

Increased Production and Weakened Demand to Drive NAND Flash Prices Down 3–8% in 4Q24 | TrendForce

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20241015-12327.html

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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