Intelが次世代CPUとして『Cobra Core』を開発中。Royal Coreの後継?
Intelが開発しているx86系CPUは、ここ数年の間で比較的大きな変更が加えられています。2021年にはP-CoreとE-Coreという2つの異なるアーキテクチャーを組み合わせたハイブリッド・アーキテクチャーを採用し、Lunar Lakeでは、Arm系CPUに十分対抗できるだけの電力効率を実現するなど、財政状況が苦しい中でも革新的な製品を定期的に市場に投入しています。
そんなIntelですが、過去にApple AシリーズやAMD Zenシリーズなどを手掛けたジム・ケラー氏が、Royal Coreと呼ばれる新しいx86系アーキテクチャーを開発しており、それらは2026年以降に投入されるNova Lakeからコンセプトが取り入れられると言われています。その後継なのか派生CPUとして、『Cobra Core』と呼ばれるCPUアーキテクチャーをIntelが開発中であることが明らかになりました。
Cobra Coreの詳細は不明ですが、LinkedInに掲載されている情報によると、x86系の新しいアーキテクチャーとして、競合に対して高い電力効率と高いパフォーマンスの両立を目指すとされています。
このCobra Coreコンセプトは、かなり先に登場する製品と見られており、実際にこのコンセプトを取り入れたCPUがいつ登場するかは明確になっていません。ただ、過去のリークではNova Lake以降にBeast Lakeと呼ばれる新製品が2030年前までに投入されると言われているため、このBeast LakeでCobra Coreのコンセプトが取り入れられるかもしれません。
Intel CPU Rumors, Leaks Cleanup. (2024.09.13. Arrow/Panther lake, Cobra core) | Gamma’s hardware information
コメント