NVIDIA GeForce RTX 4070 GDDR6版は性能が最大2%低下。価格はGDDR6Xより高価に
NVIDIAのGeForce RTX 4070は、発売当初21Gbpsの速度を持つGDDR6XをVRAMに採用していました。しかし、GDDR6Xの供給不足により、NVIDIAは20GbpsのGDDR6にダウングレードしたモデルを順次投入し、オリジナルのGDDR6X版を置き換える予定だと言われています。このGDDR6版GeForce RTX 4070について、オリジナル版との性能差を示すベンチマーク結果が登場しました。また、各国で徐々に販売が開始され、その価格も明らかになりつつあります。
対GDDR6X版 RTX 4070の性能比較
対GDDR6X版 RTX 4070 | 4K | 1440p | 1080p |
---|---|---|---|
ラスタライズ(最高画質/15タイトル) | 97.6% | 98.6% | 99.7% |
レイトレーシング(最高画質 / 12タイトル) | 97.8% | 93.9% | 100.1% |
合計平均 | 97.7% | 99.0% | 99.8% |
wccftechがベンチマークを行った結果、GDDR6版はGDDR6X版に対して4Kや1440pなど解像度が高い設定下では2~1%の性能低下が見られる一方で、1080p解像度においては差が表れないことを明らかにしています。そのため、実際のゲームにおいてはフレームレートが2~3fpsぐらい違うと言うレベルに留まるようです。
そんなGDDR6版RTX 4070は各国で販売が開始されているのですが、GDDR6版 RTX 4070は新たに登場したグラフィックカードと言うことで性能が僅かに下がっていてもGDDR6X版より高値で販売されているようです。実際にドイツで販売されているGDDR6版はオリジナルのGDDR6Xに比べて€30、日本円で約5000円とかなり大きな価格差が出ています。
なお、日本では現時点でGDDR6版RTX 4070は販売されていませんが、 RTX 4070 GDDR6X版の供給はもう途絶えていると言われているため近いうちにGDDR6版が投入され置き換えられることが予想されています。そのため、もしGeForce RTX 4070の購入を検討している場合は『性能が下がるのに価格が一時的に上がる』という現象が起きると考えられるため、早めに買うことをお勧めします。
Hardware
GALAX GeForce RTX 4070 OC 2X Graphics Card Review: Out Goes GDDR6X, In Goes GDDR6 | wccftech
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