Microsoftがコントロールパネルについて『廃止』から『設定アプリへ移行中』とトーンダウン。あと数年間は残る?
約1週間ほど前、MicrosoftはWindows 10およびWindows 11で提供されている様々なカスタマイズオプションや詳細設定を行うアプリに関するサポートページを公開しました。
そして、このページの中で『コントロールパネル』に関する説明も行われていたのですが説明文の中で『現在コントロールパネルはよりモダンで洗練された設定アプリに置き換えられる形で廃止のプロセスにあります。』と廃止と明記した文言が加えられていることが明らかになり、国内外問わず大きな賛否を呼ぶ結果になりました。
しかし、Microsoftはこのコントロールパネル廃止について慎重に検討する必要があると判断したのか、はたまた担当者の勘違いで『廃止』という過激な言葉が使われてしまったのか不明ですが、いつの間にかコントロールパネルの説明で記載されていた『廃止』という文言が削除され、新しい文章に差し替えられていることが判明しました。
コントロールパネルの多くの設定は、より現代的で洗練された体験を提供する設定アプリに移行されつつあります。
Microsoft Support
Microsoftが新たに公開した文章ではコントロールパネルの今後について記載した一文が丸々書き換えられており、当初は『コントロールパネルが廃止のプロセスにある』と記載されていました。しかし、新しい文章では『コントロールパネルの多くの設定が設定アプリへ移行中』であることを説明する文章に差し替えられており、前回までコントロールパネル廃止が直近に迫るようなニュアンスから、いつか廃止するというニュアンスになるなど相当トーンダウンしたように見受けられます。
ただし、依然としてコントロールパネルの存在理由は互換性維持のためという補足説明は残されているほか、設定アプリへ移行中であるとも記載されるなどコントロールパネルを廃止する方向性には違いないと考えられるため、どこかのタイミングで廃止される可能性は残されているとも読み取れます。一方、その廃止時期は2025年など直近とは言えず、Microsoftは今後数年かけて廃止に向けた道筋を示していくものと考えられます。
System configuration tools in Windows |Microsoft Support
コメント